世界には、死後について語る話がいろいろな文化、文明ごとに
存在しています。
たとえば、空に天国があるような話に、
死んだら死者の国にいくような話に、
死後裁判を受けるような話。
そういうのを聞いて、ぼんやりと意味を考え続けてきたのですが、
ひとつだけ、まったく意味のわからないものがありました。
他人を殺すのは許されるけれど、自分を殺すのは許されない
というような話です。
ここに何の意味があるのか。
なぜ、こんなことを述べるのか。
許される自殺はどこまでで、許されない自殺はどうなのか。
たまに考えていたことに、この前急に意味が通じました。
そして、これがわかったら、この世界がどういうものなのか、
神とはなんなのか、など、ほぼすべての宗教観が
何を言っているのかが理解できました。
死後の国があるとか、死んだら裁判を受けるとか、
いろいろな宗教で言われていることは、
おそらく正しかったのです。
空に天国があるというけれど、実際に空に上っても
天国が見えないのはなぜか。
これが、答えの一歩手前でした。
この問いと、
他人を殺すことは宗教は認めているけれど、
自分を殺すことは認めない宗教があるのはなぜか
の問いは密接につながっていました。
これらのことが、
死後、裁判がある
にも関わってきます。
死んだらどうなるかもなんとなくわかってきたので
もうちょっとよく考えて、まとめてみたいと思います。