友達が買ってきたアイスを食べていたら、
友達がものすごいことを言い出しました。
「フロマージュって、いちごと同列にできるものなの?」
見てみると、アイスのサブタイトルは『いちご&フロマージュ』。
たしかにこれではまるで、いちごとフロマージュは同格。
フロマージュという具体物が存在するかのようです。
とりあえず、フロマージュとは何なのかについて、
お互いのイメージを出し合います。
わたしは、たとえばミルフィーユが多層のケーキをあらわすように、
なにかが二層になっている状態をフロマージュと言うと思っていました。
たとえば、ガトーフロマージュといえば、
ガレットがフロマージュ状になったお菓子、のようなイメージです。
友達も、なにか忘れましたが物体ではなく、
状態をあらわす単語だと思っていたようです。
でもそれだと、あからさまにいちご「&」のアンド部分がおかしくなります。
いちご「の」フロマージュのように書かれてしかるべきです。
……というところでネット検索してみたところ、
フロマージュとは、英語で言う「チーズ」のことだそうです。
――チーズ!
フロマージュがただのチーズだったなんて。
フロマージュブランは、モンブランのブラン。
マウント・ブランコが白い山のように、
フロマージュブランはチーズ・ホワイト。
ガトーフロマージュはケーキ・チーズ。
なんて……なんてばかばかしい!
お菓子が「スイーツ()」で、ゼリーが「ジュレ()」。
うまい棒が「デリシャスバー」なみのオサレ感です。
とりあえず名前変えてオサレ感を演出、的なくだらなさにがっかりです。