『潮来(いたこ)』。
普通ではそうは読めない漢字です。
こう読むのはここだけです。
なぜ、この字をこう読むのか、というお話。
『潮来』の字は、素直に読めば
うしお くる
古語では、漢字はぶったぎって読むことが許されているので
うし く
牛久大仏の『うしく』と同音語か類音語であったと考えられます。
これを、揺らぎの基本形にすると、
『w s k』
適当に母音を入れると、
『wisako』
言語において、『s』音は『t』音と簡単に入れ替わりますから
wisako うぃさこ
||
witako うぃたこ
となるわけです。
まとめると、『潮来』で本来は『うしく』などの発音で、
その『s』音が『t』音に揺らいで『うぃたくぉ』、『いたこ』。