自作歌『ためらいがちマーチ(仮)』用に
描いているものの一枚です。
背景があると作業時間が3倍くらい膨らむので
ちっとも進みません。
しかも今回は歌の都合上、
男の子を描かなければいけないのが
どうしてもやる気をそぎます。
今回もミク歌なので
ミクもどきでいいかと思ったのですが
髪の毛の色と背景の扱いが
結構むずかしいのでやめにしました。
かわりにきっちりしてちょっと気が強そうな
委員長タイプの子をデザイン。
やっぱり黒髪は描いていて楽しいです。
ただしわたしの塗りは黒ベタ一色なので
前髪を散らしたボブでさえ
ただの尼そぎに見えてしまってかわいくなくなるという
いまだ乗り越えられない欠点もありますけど。
今回の絵は夕方の帰り道。
わたし、夕方って結構好きみたいです。
昔を見なおしてもぼちぼちと夕方が混じっています。
いままでは、夕暮れを表す、人物のカゲと
夕日があたって光っている部分の統制が
ほとんど偶然に頼っていた上に、
細かいところは修正不可という描き方しかできず
いろいろ残念なことになっていました。
……が。
今回たっぷり描かなければいけなくなって
最初のコマで試行錯誤を繰り返したところ、
手間はかかりますがとうとう思い通りに
光と影を載せる方法にたどり着きました。
それを使ってみたのが以下です。
◆◆画像09-05-18◆◆
そもそもわたしはいままで
ベクター絵に光を入れることが不可能な
描き方をしていたのが問題だったのです。
……でもまさか、いつぞやカキ氷をかいたとき、
カキ氷のグラスに適当に光を入れてみたのが
打開策になるなんて。
この絵は背景も人物も光効果も、
ごまかしなしのオールベクターです。
(……と思いきや頬あからみだけはラスターでした)
線画に1時間、彩色に6時間強かかりました。
個人的には力いっぱい塗ったし、
かわいく描けた気がするので気に入っています。
高校は共学にしておけばよかったと
自分で後悔することしきりです。