2009/8/21
●駐車地点(5.25)---広河原登山口(6.15)---保利沢見張小屋(8.11)---水場(10.11)---転付峠(10.33)
---奈良田越(13.22)---白剥山(14.34)---笹山手前の樹林帯でテント泊(16.50)
糸魚川-静岡構造線(地質境界としての糸魚川-静岡構造線)の、国の天然記念物に指定されている山梨県早川町新倉
(あらくら)の駐車場に21日午前1時ごろ到着し、そのまま車中泊
早朝、新倉湧水の冷たい水に喉をうるおし、標高差1500m程の転付峠を目指す。
内河内川を渡ってすぐの場所に新倉の糸魚川‐静岡構造線の天然記念物の場所がある。(5:26)
瀬戸川層群(四万十帯瀬戸川層群) :赤石山脈の東縁をなす地層
日本列島の骨格のうち最も太平洋側を造っているのは白亜紀~古第三紀の四万十帯で,瀬戸川層群はその最も若い部分に
属する。なお四万十は四国の四万十川から.瀬戸川は赤石山脈から藤枝・焼津へ流れる川の名。
新第三系中新統 :新第三紀中新世の地層
時代区分の「代」「紀」「世」に対し,その時代の地層は代には「界」,紀には「系」,世には「統」を用いる。
たとえば中生代白亜紀の地層は中世界白亜系というように断層の西側は新生代新第三紀よりも古い四万十帯瀬戸川層群の
黒色粘板岩、東側はフォッサマグナ地域の新生代新第三紀中新世の凝灰岩類からなり、西側の古い地層が東側の新しい地
層の上にのし上がっているのが明瞭である。
標高880m程にある広河原の田代川第2発電所の分岐です。(6:26)
右側の写真は900m地点にある転付峠への登山道となります。内河内川上流では治山工事中でかなり多くの重機が入ってい
ました。
(6:34)(6:46)
工事車両以外進入禁止の柵です。早朝ですのでまだ工事は始まっていません。
内河内川沿いを遡上していきます。
東京電力の保利沢見張所があるので登山道は意外と整備されてはいますが、木道は大分朽ちているところがは目立ちます。
マイナスイオンに浸かり身も心もリフレッシュできます。
きれいな渓谷が続きます。
美しい滝をやり過ごし
無数の滝を通過し高度を上げていきます。五ツ釜 という滝らしい。
忘れ去られた吊橋にはワイヤがまだ架かっていますが、踏み板は朽ちて何もありません。
どこへ通ずる吊橋だったんでしょうかね。
(8:11)
やっと保利沢見張所に着きました。山奥に建物だけが突然現れびっくりするがホッともする。
吊橋は保利沢出合に架かる吊橋
吊橋を渡らずに右側が転付峠への登山道です。保利沢見張所上から見えた富士山
水力発電の遺構です。石積みの水路用トンネルです。
遺構から10分程登ると取水口がある。地形図では二軒小屋裏にある田代ダムとつながっている。
この取水口180m地点には広河原の田代川第2発電所へ続く導水トンネルがあるのです。
(大まかだが地形図より:ここ取水口の標高1400m田代ダムの標高1380m)どのように掘削していくのか興味があります。
軽快に高度を登りつめていきます。
峠手前には美味しい沢水が豊富に流れています。ここでのどを潤し、5㍑の水を補給した。
肩にずっしりきます。
カラマツの黄葉はきれいなことでしょうね。再度訪ねたいものです。
次は笊ヶ岳をトライしましょう。
富士山がよくみえます。何故か力が湧いてきますよ。
気持ちの良い笹・カラマツ林を登りあがり、転付峠へ到着しました。
新倉(あらくら)を5時22分に出発し10時33分到着です。所要時間→5時間11分でした。
転付峠(でんつくとうげ)です。
山神様です。昭和49年11月17日東京電力有志一同外業者一同納之
道標と標高中です。
四面には標高二〇二〇米 西山 身延方面ニ至ル ○テ 赤石方面ニ至ル 三十三年九月 ○○○○建之 しよう
昔はトラックが往来していたそうですが、今はのんびりした道です。
といってもカラマツが生茂げ、ずたずたにガレてしまた場所もたくさんあり林道とはいえません。
徳右衛門岳2598.5mが見えます。稜線奥は蝙蝠岳の頂でしょう。
2050m地点の稜線から日本一の富士を見る。 続く
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