登った山:馬ノ背(1325m)
平成24年 1月21日(土)曇/小雪/雨 単独 所要時間:8時間38分 距離:GPSにて計測=19.6km
高度の上昇1626m/高度の下降1728m
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白田0m地点08:25---要害橋09:33---川久保川の起点尾根取付き09:51---林道10:50---
林道横断/山神様尾根取付き11:13---山神様12:33---馬の背13:36---石楠立13:50---林道15:10
---川久保川の起点尾根取付15:58---白田0m地点17:03
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雨は降ってはいませんが片瀬海岸は波風共に強く、また万二郎、万三郎岳方面の山肌は白いものが目立っています。
要害橋(0m~ここまでの所要時間1:08)
左側の山が川久保川の起点尾根、本日は万二郎岳は見えていません。
平成23年度治山(奥地保安林)川久保川2工事 山腹工A=0.22ha
ガンリョクマットなどの高品質な植生マットによる法面緑化で自然環境に優しい治山工事をしておりました。脱コンクリートでしょう。
手前の白い棒は鹿の食害から幼木を保護するためのもので、天城山周辺の植林地ではよく見かけますがそのまま放置
され枯れたり雑草に囲われてしまっているものが大半です。
川久保川起点上の川を渡ります。
本日は雪を予測しゴアの靴を履いてきました。(馬ノ背までは水の進入はありませんでしたが下る頃にはぐしょぐしょ状態)
川久保川の起点尾根は、こんな感じの尾根です。
登りで尾根を外すことはありません。
しかし、下りはご覧のような植林地の中を進みますのでコンパスは必携です。
外すと両側は川久保川へ注ぐ川となっており、断崖絶壁に遭遇する可能性大です。
川久保川の起点尾根ピークではこの様に積雪20センチぐらいとなっていました。
山神様の尾根では腰までに達しています。
もう少しで馬ノ背です。
馬ノ背まで行けば登山者のトレースがあるので少しは楽になるでしょうと思っていたのですが・・・
馬ノ背に到着13:36
雪が深く登山者のトレースなどありませんでした。やばー
とりあえず石楠立てまで下ることにします。雪は深いところでは1m以上で雪の中を泳ぐようにラッセルしていきます。
石楠立到着が13:50
ここから先2ピークを越えなければなりません。
これ以上雪の中を泳ぐ時間はありませんのであえなく撤退を!
石楠立からどのように撤退しようか・・・思い浮かんだのが
①石楠立から真南に下る。→ 一度も下ったことがなく危険なのですぐ却下
②北北西の沢を下って涸れ沢の登山道に出て天城高原へ抜ける。→ 涸れ沢の登山道も1100mほどあり積雪大であり、天城高原ゴルフ場に出たとしても交通手段が心配
③馬ノ背まで引き返し登ってきた山神様の尾根を下る。→ 引き返すことがとても困難に思えた。
時間があれば前進ありでしたが、この雪の状態では万三郎岳までは2時間以上はかかってしまうでしょう。
焦った心を落ち着かせ③で下山することにしました。
馬ノ背まで引き返すのかと思うと、とてもとても気が重かったのですが踏んできたトレースを一歩一歩踏みながら馬ノ背まで登り上がりました。
山神様の尾根も忠実に登ってきたトレースを踏んで下って行ったのですが、1000m付近でGPSのログが示すように東側へ104mも
降下し尾根を外しています。
コンパスをあてておくべきでした。(心理状況は早く下山しよう、そして枝に積もった雪が落ちてくるので地形図+コンパスを出すのが億劫となっていました。)
そして進行方向左側に大きな尾根が見えたのです。左側にあるとすれば万二郎岳から箒木山の尾根しかないはずなのにすぐそこに見えたのでした???
川久保川の起点尾根も登りの足跡を見ながら下っていきましたが、最後は不明瞭となり地形図+コンパスをあてた次第です。
15:58林道に戻ってきました。なんとかセーフ
この山間を急ぎ足で下って行きます。
17:03 波風の強い片瀬海岸へ無事戻ってきました。
日曜日は筋肉痛+右膝痛になっていました。
雪の中での行進はとても体力を消耗させました。