近鉄奈良駅前の行基さん。菩薩像の方です。

依水園の方に向かって歩くと、ホテルがあった。旧奈良県知事公舎をリノベーションした『紫翠ホテル』 2023年に開業。設計は隈研吾さん。スイートは約82万円以上。

知事公舎の痕跡

依水園に到着

受付を済ませると、今、お雛様を飾っているので見ていって、と言われた。受付の建物の横の入り口から入ると、美しい天井があった。チビながら、頭上に注意して中に入った。

わあー。平安の貴族たちが『曲水の宴』をしている。今でも京都の城南宮では『曲水の宴』が行われている。貴族はいなくなったが。


依水園は江戸時代に作られたが、明治になって拡張、整備したのが『關 藤次郎』さん。このお人形は關さんの東京に住む初孫の初節句のために作らせたもの。

左がお内裏様、真ん中がお雛様。木に苔までついている。

音楽の担当。

緑の着物を着た女官を拡大すると。額のシワとほうれい線を発見!

和歌を詠んでいる。硯と筆が要りますね。


緑の着物を着た女官を拡大すると。額のシワとほうれい線を発見!

和歌を詠んでいる。硯と筆が要りますね。

このお人形は太平洋戦争を生き延びた。東京大空襲で蔵だけが焼け残ったそうだ。蔵の三階に所蔵されていたお人形は長い間、光と湿気の影響を受けることなく生き延びた。だからこんなに美しい。7年前に公開するようになったそうだ。
庭園の中に入った。依水園は『水に依る園』という意味で、英語ではgarden along the waterと表現するそうだ。園内は水に沿って進むように作庭されている。

東大寺の南大門や若草山が借景。

水車小屋

この飛び石は石臼風。本当の石臼ではないが、当時(明治時代)このような石を使うことが流行ったそうだ。

これは東大寺の柱の礎石。本物。

これも礎石

これは割れてしまった礎石。どれだけ大きな柱が上に乗っていたのだろう。

2本の黒松の後ろに赤松。最近、庭園の研修を受けたので、松が気になる。

松の枯葉を敷き詰めたもの。敷松葉というそうだ。この敷き方は小堀遠州流と言われている。こんな面倒なことを考えつくのが日本人。

これは古田織部流。ぐちゃぐちゃに敷いている所があったが、利休流と言われている。なんとなくわかる気がする。


これは東大寺の柱の礎石。本物。

これも礎石

これは割れてしまった礎石。どれだけ大きな柱が上に乗っていたのだろう。

2本の黒松の後ろに赤松。最近、庭園の研修を受けたので、松が気になる。

松の枯葉を敷き詰めたもの。敷松葉というそうだ。この敷き方は小堀遠州流と言われている。こんな面倒なことを考えつくのが日本人。

これは古田織部流。ぐちゃぐちゃに敷いている所があったが、利休流と言われている。なんとなくわかる気がする。

氷心亭。屋根に白く光っているのは鮑の貝殻。水の中にいるのだから、火事にならないそうだ。火除けのおまじない。

氷心亭の中でお抹茶とお菓子をいただいた。

依水園を出て、東大寺に向かった。大仏殿にはスマホのカメラだけが入った。

昼食は夢風広場のゐざさで。蒸し寿司とにゅうめん。

春日大社本殿には行かずに、参道を歩き『ならまち』に向かった。「切られても生きています!」

この辺りから『ならまち』というようだ。今日は『春鹿』で試飲しない。

『格子の家』 古い町屋を公開してくれている。入場無料。

中庭。赤松が気になる。

にぎわいの館。これも旧町屋。無料公開。

中庭。この石は礎石風。

このポスターの竹が気になり、受付の人に尋ねた。答えられない質問をして、ごめんなさい。

ネットで調べた。茶筅用の竹の寒干しだった。茶筅の名産地、生駒市高山町の冬の風物詩。

ようやく猿沢の池に到着。凍えてたので、スタバでカフェラテを飲んで暖まった。寒かったが、楽しい下見遠足になった。

今日は写真が36枚。ふ〜疲れた。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。