今日は京都全日ツアー。京都駅近くにあるサウザンドホテルにお迎えに行った。
ホテルのロビーでゲストを待つ。今日の京都ハイライトツアーは金閣寺の代わりに銀閣寺になっている。昨日の晩遅くなってから銀閣寺の勉強をしたが、時間切れアウトになってしまった。ゲストはロンドン郊外から来られたバリーさんとスーザンさんご夫妻だった。「銀閣寺に行くのですね」と確かめたら、そんな希望は出していない。あなたにお任せするとのことだった。
とりあえず、JRで最初の目的地、伏見稲荷に向かった。電車も神社も恐ろしい人の数だった。なんとか千本鳥居を通り抜けて奥社に到着。狐の絵馬には自分で好きな顔を描ける。まさか66歳のスーザンさんが狐の顔を描くとは思わなかった。スーザンさんはなんでもやってみたい方だった。
15分ほど歩いて、ミステリアスな雰囲気の熊鷹社に行くかどうか、お聞きした。スーザンさんだけ行くことになった。バリーさんは奥社の石の上に座って休憩。「熊鷹社はパワースポットだから、どんな願いでも叶いますよ」と言うとスーザンさんは大きなろうそくを奉納された。息子さんは6月に結婚されるのだが、娘さんのことを心配されていた。色々あります。
熊鷹社にお連れするのは、このお塚を見て欲しいから。このようなお塚が稲荷山の頂上まで数限りなくある。不思議な神社だ。創建は711年。
このあと京阪電車で三十三間堂へ行ったが、写真は一枚もない。1001体の観音に圧倒されて、お二人は”amazing”を連発されていた。丁寧にご覧になった。
ランチは三十三間堂の近くのレストランで。次の目的地、清水寺に行ってしまうと混雑に巻き込まれそうなので、その前に食べることにした。定食が3種類。スーザンさんと私は焼き魚定食、バリーさんは唐揚げ定食を食べた。
今日の焼き魚はサバだった。スーザンさんはお箸でサバを美味しそうに召し上がった。バリーさんにはフォークとナイフを持ってきてもらった。唐揚げを切って召し上がった。唐揚げ、思った味ではなかったし、五穀米も気に入られなかった。たくさん残された。残念。ごめんね。バリーさん「どこかカフェでコーヒーを飲みたいなー」 レストランのオーナーさん、英語がとてもお上手だった。お店の隣でジンを製造していた。実はジンの専門店だった。バリーさん「今度は夜に来よう」
タクシーで清水寺に行った。茶碗坂を上がってもらった。本堂の写真はない。スーザンさんは本堂の中にある観音を拝み、靴を脱ぐのが嫌なバリーさんは舞台で待っておられた。舞台ではいつもの飛び降りの話をした。ホテルで借りた大きな傘があるので、飛び降りれそう。いつもこのユーモラスな浮世絵をお見せする。
土日はもっと人口密度が高くなりそう。
混んではいるが、少し広いところまで降りて来ると落ち着いてこの景色を鑑賞できる。このあたりで母親の話になった。スーザンさん66歳、バリーさん70歳、私は69歳。3人とも母親は90代。しかもみんな認知症。スーザンさんのお母さんは自宅に住みヘルパーさんに来てもらっているそうだ。バリーさんはコンサルタントのお仕事をされていて今も月曜日から土曜日の午前中まで働いておられる。コロナが始まってからリモートで仕事をすることが多くなり、ロンドンのオフィスは倉庫と化しているらしい。スーザンさんは子供さんたちが大きくなってから、洋服のGAPで週三回パートをされていたそうだ。倹約するよりお金を使うことがお好き、とおっしゃっていた。
音羽の滝まで降りてきたが、水は飲まず、懸け造りをじっくり見てもらった。何度見てもすごい。このあとはショッピングストリートになだれ込んだ。混み合っているから嫌がるかと思いきや、スーザンさん、ハッスル。こういう場所がお好きなようだ。姪っ子さんに頼まれた扇子を探したが見つからなかった。赤いふさがついている黒い扇子を探したが、どんな柄がいいかはわからない。東京で探してね。結局、自分用の扇子と抹茶クッキーを買って、買い物は終了。
音羽の滝まで降りてきたが、水は飲まず、懸け造りをじっくり見てもらった。何度見てもすごい。このあとはショッピングストリートになだれ込んだ。混み合っているから嫌がるかと思いきや、スーザンさん、ハッスル。こういう場所がお好きなようだ。姪っ子さんに頼まれた扇子を探したが見つからなかった。赤いふさがついている黒い扇子を探したが、どんな柄がいいかはわからない。東京で探してね。結局、自分用の扇子と抹茶クッキーを買って、買い物は終了。
産寧坂。みんなが枝垂れ桜を写すので、ここでしばらく人の流れが止まった。
八坂の塔の写真を撮り、坂を降りてタクシーを拾った。銀閣寺ではなく、金閣寺に向かった。
金閣寺に到着と同時に雨が降ってきた。大きな2本の傘を持ってきた甲斐があった。五戒のところで、バリーさんジョークを言ったので笑ったことは覚えているが、中身を忘れてしまった。母の心配をしている場合ではない。
八坂の塔の写真を撮り、坂を降りてタクシーを拾った。銀閣寺ではなく、金閣寺に向かった。
金閣寺に到着と同時に雨が降ってきた。大きな2本の傘を持ってきた甲斐があった。五戒のところで、バリーさんジョークを言ったので笑ったことは覚えているが、中身を忘れてしまった。母の心配をしている場合ではない。
今日は日曜日ではないのに、鐘をつけた。200円で。どうやら能登半島地震の義援金になるようだが。なんでもやりたいスーザンさん、鐘楼も体験。
拝観券売り場に向かう。
舎利殿の後ろがわ。
雨にも負けず。
金閣寺の見学が終わったあと、難しい判断が必要になった。タクシーに乗って地下鉄の駅まで行き、地下鉄で京都駅まで帰るつもりだった。タクシー予算には限りがあるのでそうせざるを得ない。ところがタクシー乗り場には1台もタクシーが停まっていない。傘をさした人の長い行列があった。”go”でタクシーを呼ぼうかとも思ったが、とりあえずバス停に行った。少し待ったら北大路に行くバスがきた。途中から座席が空いて、お二人は座ることができた。めでたしめでたし。地下鉄で京都駅に行き、ツアーは終了、のはずだが、最後のミッションがあった。明後日、新幹線で広島に行かれる。新幹線の駅を確かめておきたいとおっしゃるので新幹線の改札口までお連れした。京都駅はでっかいので、初めてきた外国人にはわかりにくい。若いゲストなら「新幹線のマークの矢印に進んでね」でいいのかもしれないが、同世代のゲストの心配な気持ちもわかる。明日行く嵐山の切符の買い方も教えてツアーは終了。お疲れ様でした。スーザンさんの積極性とバリーさんのジョークが面白かった。ありがとう。