最初に天理市にある石上(いそのかみ)神宮に向かった。
天理よろず相談病院。2本の煙突が気になる。
石上神宮。
『柿本』と『人麿』の間の2文字が誰も読めなかった。
私はこの有名な和歌も知らなかった。
掃き清めている人にお話を伺った。参道の真ん中『正中』は神様が通られる道。それがわかるように、半円形を描かれている。
この砂紋は前、宮司さんに教えてもらったそうだ。
先週は小屋の中にいたニワトリたちが自由を謳歌していた。
烏骨鶏(うこっけい)もいた。烏骨鶏の卵はデパートなどで1個500円くらいで売られているそうだ。
鶏は木の上まで飛べるのです。なぜ神社にニワトリ? 天の岩戸開きの神話に長鳴き鳥が登場するらしい。鳥を鳴かせて闇を払い夜明けを告げ、天の岩戸を開いたという神話があるそうだ。鶏は神道と関係の深い吉祥の霊鳥とされていると、拝殿の近くにあったボードに書かれていた。
拝殿
牛さんもいた。賽銭箱あり。
今日は雪がパラつくほど寒かった。山の辺の道は歩かず車に戻り、長岳寺に行った。824年に弘法大師が淳和天皇の勅願により創建されたと言われている古刹。大門をくぐると楼門までこんな道が続いていた。天気は良かった。
旧地蔵院の仏像。年配の女性の方が、この寺院について詳しく説明してくださった。拝観者は私たちだけ。この仏像は普賢延命菩薩だとお聞きした。光背は月輪を表す。ゾウが何匹いるでしょうか?
建物は書院作りで襖絵が美しかった。梅の絵。
牡丹。
本殿に行った。阿弥陀如来と脇侍2躯。
藤原時代に作られた増長天と、
多聞天。目は水晶。平安末期に建てられた三十三間堂の二十八部衆の目には水晶が入っている。この2つの像は玉眼を使った最も古い作品だと言われている。
階段を上って石仏を見に行った。古墳の石棺の蓋の石が使われている。
あまりに寒いので、山の辺の道は歩かずに車に戻った。大神(おおみわ)神社に向かった。参道の入り口にある有名な和菓子屋さん『みむろ』で栗ぜんざいを食べた。芯まで冷えた体が解凍されていく心地よさ。
お土産に最中『みむろ』を買った。
大神神社の鳥居。この頃になってようやく前回も同じメンバーでこの神社に行ったことに気づいた。自分のブログに『三輪山』といれて検索したら、2021年11月3日に行ったことがわかった。みんなもっと昔だと思っていた。
この神社はこの『三輪山』がご神体である。前回もこの山の写真を撮っていたと、マスミさんに言われた。
拝殿。みんな記憶が怪しくなっているが、それぞれ、覚えていることが違っていて面白い。
前回も私はこのしめ縄にこだわっていた。1年に1回、付け替えるそうだ。
前回もここで写真を撮った。『久すり道(くすりみち)』を上った。
製薬会社が奉納した薬にする草や木。
ゴールはご神水。紙コップがあり、無料でいただける。前回は私だけが飲んだそうだ。私は全く覚えていない。
今日は自家用車に乗せてもらったが、本番では公共交通を使うことになっている。大神神社のすぐ近くにJR三輪駅があった。ところが1時間に1〜2本しか電車は運行していない。時間管理がとても難しいツアーになりそうだ。
駅の近くに喫茶店があった。電車の待ち時間が長くなってしまったら、ここで休憩できる。ホッとした。やはり下見は重要。ゲストは寒い中、山の辺の道を歩くことを諦めてくれることを祈って、下見は終了。
コウちゃんが三輪そうめんのおいしい店に連れて行ってくれた。『千寿亭』
私は、にゅうめんセットを注文した。どうして暖かい素麺を『にゅうめん』というのだろう、という疑問が湧いたが誰も知らなかった。グーグルさんは知っていた。煮麺(煮る麺)を『にゅうめん』と言うようになったそうだ。
食後のお茶は橿原市にある『上高地あずさ珈琲』で。
信州りんご。
焼きリンゴとホット珈琲。
おかげで、楽しい『下見』兼『大人の遠足』になった。ありがとう。
今日は長いブログになってしまいました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。