タクシー→地下鉄→近鉄を使い、近鉄奈良駅に到着。時間の節約のために奈良駅からタクシーで東大寺に行った。この参道を少し歩き、南大門、東大寺ミュージアムに行った。
ミュージアムに入ると東大寺の歴史についてのビデオがある。英語で簡単な説明もついている。説明が省けてありがたい。しかも国宝が何点も展示されている。
目の前には立派な大仏殿。2回、戦火で焼けたので3代目。今日はいつもより人が多い。
中に入った。ダグラスさんは写真撮影がお上手。いろんなアングルで撮っておられた。セルフィーのコツも教えてもらったが、腕の長さが違うので、彼のようにはうまく撮れなかった。大仏さんの向かって左には虚空蔵菩薩。
その奥には多門天。北の方向を守る守護神。大仏殿では、如来、菩薩、天の説明ができる。外国人にとってはどうでもいいことかもしれないが。
お堂の外にはびんずるさん。スキップしようかと思ったが、ゲストさんが人だかりに気が付いたので、寄らないわけにはいかない。びんずるさんはお釈迦さんの弟子の1人。病気を治す神通力を持っていたと伝えられている。治したい部位をなでて、治癒を祈る。でも高いところにあるので、膝のあたりまでしか手が届かない。ダグラスさん、膝を触られた。
若草山の脇を歩きながら、春日大社に向かった。気持ちのいいウォーキングになった。「高校生の時、ボーイフレンドとここに来たよ」と言ったら、ダイアナさん、最初のボーイフレンド、二番目、三番目と説明してくれた。そして四番目がダグラスさんだった。ダグラスさんのお母さんはダイアナさんのことを嫌っていたそうだ。理由を尋ねると、フィンランド人だから、という答えだった。
春日大社に到着。ここでも人が多い。
灯籠を体験する部屋では、前に大きなグループがいて、なかなか進めなかった。
灯籠を体験する部屋では、前に大きなグループがいて、なかなか進めなかった。
春日大社からはタクシーで今西清兵衛商店に行き、きき酒。奈良はお酒の発祥地と言われている。ここでは春鹿という銘柄のお酒を作っている。辛口で有名。
5種類のお酒をいただいた。「二番目が一番美味しかったね」とダグラスさんと私は一致。
酔い覚ましに近鉄奈良駅まで歩いた。猿沢の池の向こうには、修復中の興福寺の五重塔。
近鉄西大寺駅から丹波橋までは特急に乗り、京阪に乗り換えた。接続はうまくいった。そして伏見稲荷へ。二の鳥居は修復中。
千本鳥居を通り抜け、奥社に到着。重軽石の前では誰も並んでいなかったので、お二人とも持ち上げてみた。ダグラスさんは軽々と、ダイアナさんは重たそうに。お元気だったので熊鷹社まで足を伸ばした。平地を歩くのは大丈夫。
京阪で四条祇園までお連れして、花見小路のあたりまで歩いたら、ここからは自分たちで帰れるから、とおっしゃったので、お別れした。二日間で、いっぱいお喋りをした。お二人がお喋り好きなのと、私の声が戻ったからだと思う。風邪をひいて声が出ない時には、どうしてもお喋りを抑制していた。お二人はスマホが得意なので、Googleマップや乗換案内も使いこなせる。自分たちでも回れるが、やはりガイドと喋りながら、日本の日常生活を知ることができるのが楽しいとおっしゃった。これまでのガイドさんもとても良かったそうだ。明日は移動日。名古屋から長野に行かれる。明後日、中山道を歩かれる。自然がお好きなのだろう。日本の自然を楽しんでください。
5時3分の四条大橋。
何かを話しているときに、自分たちはwealthyではなく、upper-middleだとおっしゃった。そしてGoogle Earthでお家を見せてくれた。お庭がとっても広かった!帰宅して私の家の付近をGoogle Earthで見たら、こんなことになってしまった。屋根しかない。