日々是好日

11月17日(日)同世代のゲストと京都全日ツアー

今日は京都ハイライトツアー。JR京都駅近くにあるホテル・ビスキオにお迎えに行った。


ゲストはトロントからお越しのジョンさん、シェイラさんご夫妻。シェイラさんは私と同い年、ジョンさんは私の夫と同い年。ジョンさんは専門学校や高校で歴史を教えておられたが、65歳で退職されたそうだ。シェイラさんは病院に勤務されていたが、退職された。お二人は退職後、海外旅行を楽しんでおられる。ジョンさんはアイルランド系カナダ人、シェイラさんはアイスランド系。私「アイスランドは小さな国なのに、何年か前にサッカーのワールドカップに出ましたね」
ジョンさんが最近、関節リウマチにかかり、膝が痛いそうだ。なるべくエスカレーターやエレベーターを使うようにしたが、神社仏閣では階段や坂道を歩くことが多い。手すりがあるときは手すりを持って、ないときはシェイラさんが手すりになった。仲睦まじいご夫妻だった。

まずはJR で伏見稲荷大社に行った。朝からすごい人出。拝殿から千本鳥居まではエレベーターを使った。“千本鳥居は右側通行です⬇️“


奥社で引き返した。これは一体なに?


お土産店の前に、カラフルな着物を着た若者たちが。インスタ映え、しそう。


参道を京阪電車に向かって歩いた。「稲荷寿司は狐の耳の形をしているんですよ」と言って、三個入りのパックを買った。京阪で七条駅に着いてから鴨川を見ながら、3人で食べた。すでに、友人の気分。


京阪七条駅から10分ほど歩いて、三十三間堂に到着。ここでは雨が降ってない限りは、先にお庭を案内して、横に長いお堂を見ながら、お寺についての説明をする。堂内は撮影禁止。大きな声も出せない。堂内には真剣にお参りしている方もおられる。観光中心の他の寺院とは趣が違う。写真は撮らなかったが、もえぎ色の法衣を着た僧侶が7〜8人、お堂の石段の前に現れた。そのうちの1人がリムジンに乗り込み、他の僧侶たちは深々とおじぎをしていた。普通、位の高い僧侶は紫色の法衣を着ているが、あの僧侶たちはどんな人たちだったのだろうか。


お堂の中に入った。お二人はとても丁寧にご覧になった。私も以前よりは説明できるようにはなったが、まだ道半ば。英語ではない言語のガイドさんが、二十八部衆について、小さなメモ帳を1枚ずつ、くりながら一体ずつ説明されていた。二十八部衆について、英語と日本語の詳しい説明は書かれている。他言語の人は困るだろう。英語ガイドでよかった。

お堂を出てからこのポスターを撮影した。ジョンさんは、英語説明付きの写真集を購入された。


次の目的地、清水寺は混むだろうから、七条でランチにした。
なんでもいいとおっしゃるので、ラーメン店に入った。時間に余裕がないツアーなので、昼食時間は短めにしたい。『ラーメンの坊歩』


3人とも、この鶏豚骨ラーメンをいただいた。ちょっと塩味が強かった。


食後はタクシーで清水寺へ。少し紅葉が始まっている。夏の暑さに負けて赤くなってしまった葉っぱは枯れてきている。重森先生がおっしゃった通りだ。


西門から見える景色は素晴らしい。でもこの柵が邪魔。テレビ番組の中のタレントさんなら、柵の中に入れるのに。


舞台にこんなに人がいる。今日は日曜日。日本の人も多かった。これから紅葉シーズンが終わるまで、多くの人が訪れるのだろう。


特別開扉なのに、みんな素通り。


音羽の滝には長蛇の列。写真だけ写して、


懸け造りをお見せした。何度見てもすごいなあと思う。清水寺は、400年後の建て替えに備えて欅を植林しているが、その頃、こんなお堂を建てることができる大工さんはいるのだろうか。


お二人はかなりお疲れのようだったが、力を振り絞って、金閣寺へ。ここへはタクシーを使えることになっている。それほど混んでいなかった。風がないので、鏡のような池に映った舎利殿を堪能していただいた。


最後の目的地、北野天満宮にもタクシーを使った。近いがバスを使うと疲れるし時間がかかる。タクシードライバー、近距離にがっかりしたのか、一言も喋ってくれなかった。

黄昏時の北野天満宮は美しかった。ジョンさんにこの門は特別な意味があるのか尋ねられたが、答えられなかった。立派な門なので、説明をお聞きになりたかったのだろう。北野天満宮、もっと勉強しなければ。


この門も立派。


本殿で儀式が始まるようだった。最初に神官たちが水でお清めをして、その後、正装をした一般人たちもお清めをして中に入っていった。


黄昏時の北野天満宮は美しい。結婚式を挙げる建物では、今日は連歌の会が開かれるようで、準備をされていた。日本のことに興味を持たれているゲストさんで質問も多かった。浅学非才ながら、ブロックンイングリッシュを気にせずに、できる限りお答えした。お二人は俳句のことをご存知だった。ジョンさんは、黒船来航の年号までご存知だった。でも博学であることをひけらかさない方で、いつもニコニコされていた。足の痛みも顔に出されない。


ホテルまでお連れして、ツアーは終了。明日、ご自分たちで京都観光をされるので、知恵をお貸しした。午前中は嵐山に行き、午後は静かな大徳寺か建仁寺に行くことになりそう。次の木曜日には、大阪をご案内する。ではまた👋

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