先日ラジオを聴いていたら、この本が紹介されていた。若林? だれ?と思ったら、漫才師オードリーのツッコミ担当だった。旅行記である。キューバ、モンゴル、アイスランドの紀行文が収められている。M1で初めてみた時、若林さんの話術に感心した。それに若いのに冷静沈着。知的な感じがした。この本で斎藤茂太賞を受賞したそうだ。2014年に仕事でニューヨークに行った時、こんなふうに感じたと書かれている。「やりがいのある仕事をして、手に入れたお金で人生を楽しみましょう!」それは「仕事で成功しないと、お金がなくて人生を楽しめません」と言われているような気がしたという。2016年に5日間の夏休みが取れたので、キューバ行きを決めた。それは、アメリカの価値観と真逆の国に行ってみたかったからだ。正味4日間のキューバをとことん楽しんだ。人見知りの若林さんが人見知りのキューバ人ガイドに案内される様子は面白かった。私も人見知りガイドだったが、だんだん厚かましくなってきた。若林さんには家庭教師がいる。ニュース番組を見ても全くわからないことが恥ずかしくなって、東大大学院生に教えてもらっている。(この本を書いた当時のこと)格差社会、ブラック企業、新自由主義などについて解説してもらったそうだ。こういう時間を作ったところが立派だと思う。
雨が止みかけたので、散歩に出た。どこかの喫茶店で本でも読もうかな。絵本のカフェに入ってみた。懐かしい絵本がいっぱい並んでいた。若夫婦が子供たちに読み聞かせをしていた。
私はパンケーキとコーヒーを注文した。バターの代わりにオリーブオイルをかける。
コーヒーが美味しかった。月ごとに変わる。6月はホンジュラスのラ・コルメナ農園で生産された豆。7月も行こう!
せっかくだから、絵本も手に取った。今、人気のスウェーデン作家のもの。
懐かしの五味太郎
子育ての頃、五味太郎のこの絵本には助けられた。
まずはねこに教えてもらう。
次はいぬ。
そのあと、さる、うま、にわとりなどが次々に登場して、この女の子におしえてくれる。
最後に人間も登場。まずは大人
それから友達
「どうみても りっぱなひとに なるわけです」で結ばれている。
子育てに疲れ切ったり自信を失った時「そうだ、なんでも親が教え込もうとしなくていいんだ」と胸をなでおろしたものだった。