日々是好日

6月18日(日)建仁寺と智積院

今日も半日ツアー。タイトルはBackstreet & Geisha Tour。運よく芸舞妓に会えるのは夕方なので、これまでは2時スタートで6時に終わるツアーだった。今日はなぜか9時から1時。ホテルにお迎え行った。
五条にある『ホテルカンラ』


ロビーの横では、作家さんの作品が売られている。


ゲストはサンフランシスコ郊外から来られたご夫妻と高校生の息子さんと娘さん。ツアーリーダーは、やはりお母さん。はつらつとした笑顔の素敵なレディーだった。お母さんはイタリア系、お父さんの両親はアルゼンチンの出身だった。

地下鉄とバスで祇園に到着。巽橋まで白川沿いに歩いた。川と紫陽花が美しかった。結婚式の前撮りをしているカップルが3組もいた。辰巳神社の前で写真。映画“SAYURI”が撮影された場所だと言った。映画はご覧になっていなかったが、お母さんが”Memoirs of a Geisha”を読まれたそうだ。私は途中で読むのをやめてしまった。神社の前で、写真や表を見せながら芸舞妓の説明を始めたら、あまりに熱心に聞いてくれるので、話が長くなってしまった。モルガンお雪の話までしてしまった。もっと上手に話せるように練習しておけばよかった。

花見小路を通り抜けて、建仁寺へ。京都で一番古い禅寺だ。これは方丈の前に広がる大きな枯山水のお庭。


こんな小さなお庭もある。○△⬜︎の庭。3つの図形は宇宙の根源的形態を示すそうだ。


この庭は、潮音亭と呼ばれている。お母さん、この庭が気に入られたようでスケッチを始めた。あとの3人は、庭を眺めながら描き終わるのをゆっくり待っていた。いつものことなのだろう。これまで何度もこのお庭に案内してきたが、スケッチをした方は初めてだった。お庭が気に入ってくれて嬉しい。このお寺は、お庭や建物をゆっくり鑑賞したい人が訪れるので、大きな声を出す人はいない。座ってお庭をしばらく眺める人が多い。


このあと、八坂の塔に行き、塔をバックに写真撮影。そして八坂神社まで降りて、また祇園に戻るコースを予定していたが、お母さんがお土産を買いたいとおっしゃる。それなら清水寺の方に行きましょう、ということになった。祇園に戻っても、この時間に舞妓さんに会えることはまずない。

二年坂にあるスターバックスで、ご当地マグカップを買われた。集めているそうだ。スターバックスは商売上手。


清水寺があまりにも混んでいたので、本堂には入らずに裏の道を通って、清水坂に戻った。裏道はほとんど人が通っていない。お地蔵さん。


このお店でお母さんが一輪挿しや和風のテーブルセンターなどを買われた。その間、3人は外のベンチに座っておとなしく待っておられた。


午後からは銀閣寺と哲学の道に行きたいとおっしゃるので、タクシーに乗せてお別れした。息子さんがveganなので、レストラン探しをした。いくつかveganレストランを紹介した。でもお父さんは肉を食べたいとおっしゃる。二人が満足できるレストランを見つけるのは難しい。レストランのメモや哲学の道の手書きの地図を渡した。バタバタしていたので、サイン帳を書いてもらう余裕はなかった。カリフォルニア州のピンバッジをいただいた。素敵なご家族だった。


京阪電車で帰ろうとしたら、人身事故があり、電車は七条駅で止まってしまった。復旧まで時間がかかりそうだったので、智積院に行くことにした。EE Tourでは、真夏はBプランを考えている。清水寺をやめて、三十三間堂と智積院に行くのがBプラン。幾分、暑さを回避できる。

智積院は真言宗の寺院。


キキョウがたくさん植えられていた。


紫陽花もキレイだった。


今年の4月にオープンした宝物館に行ってみたかった。


館内は撮影禁止だが、長谷川等伯と息子久蔵の襖絵が展示されている。このお寺の宝物だ。久蔵の作品と言われている『桜図』美しかった。所々、花が白く光って見える。2度も火事に見舞われたが、襖絵は運び出されて修復されている。緻密に修復されたあとが見て取れる貴重な作品だ。


これは大書院にあったレプリカ。本物を見たあとに見たので、つまらない絵に見えてしまった。


お庭には痩せたサギが1羽。


今日は蒸し暑かった。頑張ったのでご褒美。お寺の中にカフェがある。あんみつをいただいた。




名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る