サクさんのことを伝えるのに、亡くなる当日のことを語りたいと思います。
日々緩やかに体調が悪くなったと書きましたが
この日は、ちょっと様子が良くないなと感じました。
朝の4時、夫がトイレに行った際にサクの様子を見に行くと
ニャーニャーと声を出していたということです。
「しばらく撫でていたよ」と話をしていて、めったになく子では無いので
珍しいねえと話をしました。きっと、サクなりに夫にお別れの挨拶をしたのだと、後になって理解しました。
話を戻します…
この日の朝は、いかにせん四肢に力が入っていないようで、水を飲むのも、トイレに行くのも休み休みという感じでした…しかし、グッタリしているわけでもなく、自分のペースで過ごしている様子がありました。
朝は、私の出勤が先なのですが
サクに声をかけ、いつも通りリビングの戸を開けて玄関に向かうと
素早く廊下に出て、目をつぶって私に挨拶したのです…私も目をつぶってサクに「行ってくるね~」と声をかけ、夫といつもと違う可愛らしい様子に笑ってしまったのです。
その時の様子…あんまりかわいいので、写真を撮ってしまいました。ここで写真を撮ったのは初めてかも…下半身に力が入ってないこともわかります。飛び出してきました笑
普通に仕事をしていたのですが、どうしても朝のこの挨拶が引っかかっていた(お別れの挨拶だとは思っていなかった…)のと、下半身に力が入っていない時に注射をしてもらい、しばらく歩けるようになったというエピソードをネットで見つけ、サクのことを先生に相談しようかと考え、夕方お休みをもらい、動物病院に向かいました。
先生は、私の話をしっかり聞いて下さり、病状からあまり様子は良くないことと、後ろ足のことは、別の神経症状が考えられるということ、今は詳しい検査をするのはやめてゆっくり過ごさせた方が良いのではということになりました。今後の生活の助言も頂き、先生の優しい言葉を背に、帰途につきました。何も出来ないのかと涙を流しながら運転しました。
家に帰って、リビングのドアを開けると、サクの背に当たりました…「にゃ~」となくのでなんだ、こんなところにいたのかと声をかけると、いつもとあきらかに様子が違いました…
正しいか分かりませんが、瞳孔が開いていると思いました。声をかけて、目が合わないのです。すぐさま夫に連絡し、「お父さんが戻ってくるから、いっちゃだめだよ」と声をかけ続けていました。
それはそれは静かに呼吸していました。
身体を撫でていると、気持ちいいのか、眠いのか、挨拶しているのか、時おり目をつぶるので、彼女を愛してやまない夫が来るまでの30分間は、ものすごく長く感じました。
このまま天国に行ってしまうのではという時に夫の車の音が聞こえてきました。
すると、耳を駐車場の方へ向け、夫の帰りを理解していました。
夫は17:10帰宅。間に合いました。2人で声をかけたり、感謝の気持ちを伝えたり出来ました。
静かでゆっくりとした胸の動きで生きていることを確認していたのですが、17:30胸の動きがなくなりました。
あまりに静かすぎて、現実のことなのか、混乱しました…
手が大きくてしっかりしているサク
お姉ちゃんたちが帰省する頃、天国であそびつかれたサクはうちにも遊びに来るでしょう。
サク、いつでも大歓迎。待ってるからね…またね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます