キングコングの西野亮廣さんが、近畿大学の卒業式で語った伝説の演説があります。
「僕たちは未来は変えることはできないけれど、過去を変えることは可能である」
一見、逆のように思える言葉ですが、西野さんはこう続けました。
「ここから皆さん社会に出て挑戦するわけだ。最高の仲間に出会えることもあるし、最高のパートナーに会えることもある。最高の景色に出会えることもある。
一方で、涙する夜もあるし、挫折することもある。傷も背負うし、いわれのないバッシングを浴びることもある。
そういったネガティブな結果はつきものである。
でも大丈夫。その結果は間もなく過去になって、僕たちはその結果を書き換えることが可能である。
失敗というのはその瞬間に止まってしまうから失敗なのであって、失敗を受け入れて、アップデートして、試行錯誤して成功するまで続けてしまえば、あの時の失敗が必要であったことを知る。
つまり何が言いたいかというと、理論上、失敗なんて世の中には存在しないって話です。
この事を受けて、僕が皆さんに贈りたい言葉はひとつだけです。
『失敗なんかしないから、挑戦してください』」
この理論、ぜひ皆さんに伝えたい。
私が「皆さん」と言っているのは、私と同じ職場で働く皆さんのことです。
私は誰より失敗の多い男ですが、西野さんのこの考え方にものすごく当てはまると思います。
失敗から逃げたことはありません。全部受け入れて、反省して、成功するまで諦めずに続けてきました。
成功したのか?と言われれば、まだ道半ばです。でも、失敗を失敗のままで終わらせていません。
一番まずいのは、失敗を隠したり、書き換えたり、人のせいにしたりすること。それは犯罪に等しい。してはいけないことと理解してほしい。
逃げたくなることもあるし、プライドが高いと隠してしまいたくなるかもしれない。でもそれでは信用を失います。
大事なことは失敗しないことではない、転んでも立ち上がって前に進むことです!
目の前のこと、周りからの評価を謙虚に受け入れて、自分自身をアップデートしていきましょう!
じゃあ、「謙虚」って何でしょう?
それは次回の講釈で