http://blg100.goo.ne.jp/fujika_0000/e/1265a3b2d43880948888f650a069d1cd
そろそろ春の植え付けシーズンで、サツマイモ苗の予約、なんていうメールも受け取りました。秋に書こうと思っていた遅れていた昨年のサツマイモのまとめ記事が、遅れすぎたことで逆によいタイミングかも。今年の品種は何にしようかな、と考えつつ、昨年を振り返ってみることにします。======================-2009年同様、2010年も、沢山のさつまいもを植えてみました。2009年は、とにかく種類を多めにして実験しましたが、2010年は2009年に気に入ったものを再び購入し、冒険したのは3種類だけでした。記録のため、昨年同様表にまとめてみます。各品種ごと、上段は種苗会社等の説明。下段は今年収穫してみての私の感想です。またそれぞれのお芋の記事にもリンクしています。植え付けから収穫までを振り返ってみると・・・●春・苗はネットで取り寄せた。遅霜の心配がなくなる連休明け到着がよい。・2010年は、2009年とは別の場所の畑で、畝の長さは5mくらいかな?14本ほど植えた。・畝の下には、基本的には雑草を埋め込むつもりだったが、単に土を盛り上げるだけのものもあった。・黒マルチも、途中で切れたときがあり、したり、しなかったり。・今年の春は、なんだか寒さが長く続いた。そして、苗の植え付け直後という肝心なときに雨が降らず。畑に行くたび、特にマルチなしのところの苗がしおれて行き、青ざめる。(どうなることかと思ったが、とりあえずほとんど根付いた模様)やはり植え付け時には水やりをしたほうがよい。
●夏・この夏は歴史に残るような猛暑で、温度はサツマイモにはよかったかも。 ただし、1ヶ月近く無降雨だったため、乾燥がきびしかった。・マルチがあったにもかかわらず、葉っぱをほとんど落としているものがあり、もうだめかと思った(コガネニンジン)。・サツマイモ農家のサツマイモを見ても、葉っぱの切れ込みが深くなり、縮れ返っているような状態だった。●秋・秋になると突然しっかり雨が降った。 葉っぱを落としていたコガネニンジンだったが、再び緑の葉が出てきた。 芋の栄養を吸い取って葉を育てているのでは、と逆に心配になる。・今年の畑は水はけの悪い場所で、雨のあとにスコップを差すと、ごぼっと水がたまるような状態。 サツマイモが水浸しになっているのでは、と心配になりつつ無事を祈っていた(つまり何もしなかった)。 こういう時は、畝周辺に、溝もしくは穴を掘って、サツマイモエリアの地下水位を下げるといいかも。●収穫・色々心配はあったが、収量はかなり多かったように思う。・特に安納芋は、1個あたりの大きさが大きかった(ちょっと迷惑・・・)。・ツルの途中が地面について、そこから出来てしまったお芋が、かなりの数あった。
株元に出来たお芋を太らせるためツル返しをする方がよいというが、今年の場合は株元の芋はただでさえ大きすぎなので、ツル返しはしなくてもよかった。・ただし、ツル半ばに出来たお芋は、水はけの悪い低い場所にできていたため、腐っているものが結構あって勿体なかった。どうしたものか。・後の方に収穫したものは、収穫が遅れたせいなのかどうか、もしくは秋の雨のせいか、お芋が割れてヒビのあるものがあった。
2010年に植えた品種は次の6種類です。安納芋系3種類は似たようなものなので、大きく分けると4種類、ということになります。(みなさんのブラウザでは、下の表はちゃんと表示されますか?インターネットエクスプローラのフォントサイズ中で、おおむね収まりがよいように書いていますが・・・。)
2011年は何を育てようかな・・・。●今年からの継続・安納芋 (白皮は普通タイプと同じなのでやめる予定。種苗会社は未定)・べにはるか・コガネ人参(ホクホクで干し芋にはならないけれど、食べるとまあ美味しいので人にあげるにはよいし・・・)●新品種・ほしキラリ(関東127号)…
2002-2008年に研究され2009年に発表された干し芋用の新品種とのことで、気になっている品種。
今年の安納芋の巨大ぶりにはちょっと閉口したので、小さいお芋は魅力的。・アヤコマチ…人参芋系で食味のよい、新しい品種のようです。オレンジ芋は、干し芋に混ぜると彩りがよいので、1つくらいは育てようかな、と考えているところ。ベニキララでもいいのだけれど。・種子島おいらん…紫芋は味はいまひとつのことが多いけれど、干し芋の彩りにはなるので、育ててみようかな。この品種は粘質で干し芋にもなりそうだし、収量が少なめのようなので穫れすぎて困るということはなさそう。