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鬼畜の美食家 番外編 17話

2022-02-25 12:23:14 | 縄奥小説

17話

 

 


 科捜研の担当者が警視庁を訪れて一課長に「女性の身体は60%の脂肪で出来ていますから食べるとしたら相応に脂好きな人達でしょうね」と、伝えると一課長は「脂好きな男達か…」と、偶に行く焼肉屋で脂を好んで食べる人も居たなと、頭の中で考えていた。すると一課長は科捜研の担当者に礼を言うと何かを考えながら「そうか… そうだよな確かに…」と、独り言を呟くと一課長は廊下を行ったり来たりしていて「脂好きか~」と、犯人達は「女の肉が好きと言うより脂が好き… なのか…」と、独り言を呟きながら首を傾げて壁に凭れかかり「いや… そんなことは無いだろう… 犯人達はやはり異常者なのか… 女性の身体を半分に切断して肉を喰らい生き血を飲み干して… 乳房も喰って… もしかしたら脚フェチなのか?」と、左手でアゴを支えて考え込んでいた。だが女性の骨で出汁をとってラーメンを喰うなんて尋常じゃない。脚フェチで脂が好きで女好きは何処にでもいるだろうなと、だが待てよ「被害者の大半が黒いパンストかレース付のロングストッキングを着用していて…」と、考えこんでいたが、一向にラチが開かないためか一課長は警視庁の屋上でタバコに火を点けて吸い込んで街中を見回して「脂が好きで女が好きで脚フェチで黒ストッキングが好きってことは… だがまてよ… 一人の女を男達に喰わせて… 客からはいくら貰ってるんだろう… 確か犯人達から届いた動画の中で白衣の人物の後ろにあったジュラルミンの… あの大きさなら1億は入っていると言うことだとすれば、鬼畜の美食家達は金持ちだと言う事は当たり前だし、要するに大金持ちで脂が好きで女好きで黒いストッキングが好きな脚フェチのオッサンか…」と、知恵を絞ったが「一度の食事に1憶払えると言う事は億万長者か大企業の社長か政治家に医者に弁護士ってとこかな…」と、考えこんだ。

そしてこの翌日も女の切断と乳房の切断の動画が警視庁に送られてきて数人の客達が女性の肉を喰い頭から生き血を浴びるシーンもあって、捜査員達は既に慣れているのか動揺する者も少なく動画は科捜研へと持ち込まれ反日が経過した辺りで客の一人の右手首に青い大仏の入れ墨を発見したと報告を受け写真を入手し捜査会議が一課長の信頼できる仲間内だけで開かれていた。そして一課長は「女好きで脂が好きで富裕層で右手首に青い大仏の入れ墨がある男を探せ!」と、命じたが他の捜査員達は何も聞かされてはいなかった。そして一課長は「これは科捜研のお手柄だな」と、笑みすると自分の部屋へと移動した。そしてそれからと言う物、客を捜査する刑事達の戦いが始まった。捜査員(そうさいん)は24時間体制で階級に関係なく昼夜捜査をしていて情報に一致する人物を特定したのは二週間が経過した頃だったが、それまで被害に遭った女性は12人を数えていたが、特定された人物の写真を撮り大企業の社長であった。そして捜査員達は一課長に「任意で引っ張りましょう!!」と、言ったが以前のホクロの男のように弁護士が出ては駄目だと一課長は歯を噛みしめたが「その企業が顧問にしている弁護士を探せ!」と、命じた。そして数日後に業界最大手の弁護士事務所だと判明した。だがこの件は上層部には話してはいなかった。極秘捜査だったからである。上層部にも客が居ると睨んだ一課長は、古くから付き合いのある手癖の悪い情報屋に頼んでその社長からバックを奪い取って俺に渡せと言うと、手癖の悪い情報屋は三日間時間をくれと言い一課長は情報屋からの連絡を待った。そして思った通り所轄の警察にバックを盗まれたと訴えがあって所轄はそれを受理した。そして情報屋に「もう一つ頼みがある!」と、耳元に何かを囁いた。そして預かったバックからは会社のの書類の他に白い粉を発見して極秘で科捜研に分析を依頼して覚せい剤だと分かった他に、何かを記す人の名前が記入されているUSBを発見した。

一課長はそのUSBから出た誰かの電話番号と日本に貢献している大富豪や政治家に弁護士に警察庁で働く写真付きの情報が数千人分が入って居た。このことを確かめるべく捜査員達にこの情報を元に捜査を命じた。一課長は待って居た。ホクロの男のことでは警察庁の上層部から捜査を止めるように圧力がかかったことで一課長は極秘での捜査をしていた。そして捜査員達から一課長に連絡が入り警察庁の上層部にも鬼畜の美食家達に繋がっている者も複数見つかったことが報告されている。一課長は保身してもよさそうだったが、この男は芯からの刑事であって今回は用意周到で舵取りをしていた。そして捜査員達からの報告で検察庁にも公安にも繋がりがあることが解った。そして鬼畜の美食家達に精通している政治家の名前も報告されたが、鬼畜の美食家達は毎日のように女性を半分に切断して肉を貪り喰って居た。一課長を苦しめる一番の要素が被害者達だった。だが鬼畜の美食家達を一網打尽にするには待つしかないのだった。そして極秘で動いていた捜査員達からはゾクゾクと有力な連絡が入っていた。そして数日が経過した頃、一課長は証拠が揃ったことで任意で鬼畜の美食家達を次々に警視庁へ引っ張ったが上層部にはしっかりと釘を刺して「上層部にも鬼畜の美食家達の仲間が居て私は誰なのか知っている!!」と、豪気を強め検察庁にも鬼畜の美食家達の仲間が居ると検察にも釘を刺しての事情聴取だった。ここまで解っただけでも数十人の有力者が判明していた。更には鬼畜の美食家達との繋がりを持って居る弁護士達にも大きな釘を刺しての聴取だったことで、弁護士にも邪魔されないように事は進められた。そして厳しい取り調べで数人の男達が鬼畜の美食家達との接点を次々に自白して緊急逮捕された。そして一課長が一番信頼している検察に被疑者を引き渡し、次々に鬼畜の美食家達と精通している者達が事情聴取に応じて一週間で50人の男達が緊急逮捕され検察に身柄を送られ、この間に鬼畜の美食家達の活動は止まった。

 


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