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鬼畜の美食家   Ⅳ  12話

2021-10-11 16:00:05 | 縄奥小説

12話

 

 


 催眠術の捜査は行われていた。それも昼夜を問わずに… 捜査員達の顔は秋の風のようにに曇っていた。そしてそれは日本だけではなく世界中の何処の国も同じだった。だが他の国では「テロ」と、して扱われ軍隊までもが動員されていたが、鬼畜の美食家達は国の作戦に鼻で笑っていて穏やかな表情を浮かべていた。

その頃、警視庁の屋上に居たプロの催眠術師は「これが悪用されれば国全体が壊滅するな…」と、青い空を見つめていた。そしてその間にもキングの建てた小児科では次々に子供たちの命に関わるような強い催眠術をほどこしていた。そしてそれは一般社会にも直ぐに広まっていった。

そして東京都は都民に対して夜の不要不急の外出を控えるようにと、まるでコロナの時のような要請が始まったが、既に世間に広まっていた新しい催眠術がドンドン広まっていて、もはや、手遅れ状態になっていた。そしてこのことは捜査本部はほとんど知る者は居なかった。

そしてその晩も都民たちは東京の、ほぼ真ん中にある体育センターに2万人近い男女が集まり女が集団で男をレイプしたり、男が集団で女をレイプしたりとお祭りのように卑猥な行動を取っていたが全員無意識でやっていたことを捜査本部は知らなかった。だがそんな時に起きた鬼畜の美食家達は一人の客に一人の女の料理を提供していた。

鬼畜の美食家達に捕まった女の衣服を脱がして胸元に頬ずりして匂いを嗅ぐ客は「少し一人にしてくれないか」と、一人のドクターに申し入れるとドクターは奥の部屋に移動してタバコに火を点けた。無言で立っている女は客の人形のように客に扱われブラウスを引き裂かれタイトスカートも客は力まかせに引き裂いた。

女はブラジャーとパンストとパンティーを剥ぎ取られても黙って立っていて客は女の身体を舐めまわし乳首に吸い付くと女は「あんっ!!」と、言って客に可愛い鳴き声を聞かせた。そして床に女を仰向けに寝かせると客は女の両足を大きく開いて汚れた陰部の匂いを嗅ぎその匂いに客はニンマリと笑みを浮かべると、客は駿府に舌を入れて吸い付いた。

その瞬間、女は身もだえして「あっん!! あっはーんっ!!」と、全身を震わせた。そして客が女の陰部に舌を滑らせると女は全身をクネクネさせ恥ずかしい液体を客の目の前に流し見せた。そして女を味わった客はズボンを脱いで下半身を裸になると固くそびえ起った肉棒にコンドームを付けて女の中に飛び込んで行った。

 そして数発も続けてコンドームの中に男の液体が貯まった頃、ようやく客は女から離れてテーブルにあったワインを瓶ごと飲んで喉を潤わせた。そしてコンドームをトイレに流すと肉棒をタオルで拭いて、パンツとズボンを履いて、女の身体の喰いたい部位に水生のマジックで書き込んでから、ドクターを呼んで客は自分の席に座った。

ドクターは女に全身麻酔を打つと女を抱いて調理台に仰向けで寝かせると、両方の乳房を切り取ってその乳房でフライを上げ、応急処置をしてから今度は女をうつ伏せにすると尻肉を天ぷらに、太ももをステーキにそして再び泡向けにすると女の陰部をメスでエグリ取って刺身にして客に出来たモノを運んで行った。

客は目をギラギラに輝かせると、出された乳房のフライにかぶり付いて「くちゃくちゃくちゃっ!」と、嫌らしい音を出して喰いちぎった。客はこの日、数億円を払い一人の時間を楽しみたいとジョーカーに連絡を取っていた。ジョーカーもたまにはいいだろうとそのオーダーを気軽に頂いた。

そして女から大量の肉を剥ぎ取って客に食わせると、客は大満足したと喜んでドクターにチップとして100万円を渡すと、しばらく女を応急処置するドクターの手際の良さに拍手を惜しまなかったが、客は政財界にも通じている〇〇党の重鎮だった。そしてドクターが女を調理だいに乗せると、客はもシャンパンを瓶ごと口に入れると「ゴクゴク」と、飲み干した。

するとドクターが客に「そろそろ時間です…」と、伝えると客は「もうそんな時間か?」と、時計を見てドクターに礼を言うと、その場からよろめきながら立ち去った。そしてドクターは「女に生まれなければこんな目にあわなかったのになあ…」と、小声で言うとそのままその場を後にして119番に場所を知らせ暗闇の中に姿を消した。

 警察が東京体育館に集合していた頃、改築中のビルの部屋から、応急処置を施された女を発見した救急隊員は担架に女を乗せると、その場所から出て救急車で病院に運びつつ警察にも通報した。そしてその顔をみた隊員は「将来あるこの娘さんになんてことしやがるんだ!!」と、車内で怒鳴った。

だが捜査本部は鬼畜の美食家達の作戦にまんまと引っかかって、手のひらで転がされているような気分になっていた。結局政府が一丸となって国民に埋め込んだ発信機のおかげで、アチコチで暴徒化する都民達の居場所を見つけることによって警察は振り回されることになった。そしてその状況は鬼畜の美食家達に逐一、情報が洩れていた事にも気づかなかった。

そして翌日、偶然にも一人の警察官の娘を抱いて小児科に診察を求めた母親は何も知らないうちに、自分の娘が催眠術に掛けられていたことなど知るよしも無かった。そしてまさか自分の娘が世間の人達に催眠術を掛けて回っていることにも気づかなかった。そして娘はこともあろうに自分の父親に催眠術を掛けてしまったのである。

だがそんな事とは知らずに催眠術に掛かった警察官は仲間達にも催眠術を掛けそして掛けられた他人は再び周囲にも催眠術を掛け警察庁内部の8割が催眠術に掛かり、そして催眠術は検察庁や公安にまで波及して最後は裁判官にまで催眠術は広まっていた。そんな事とは知らない一課長は自分の部下達にまで催眠術が広まっていることも知らなかった。

こうして新型の催眠術は東京都民の7割にまで波及していった。だが催眠術を否定せず肯定している者達には催眠術は通用しなかった。そして新型の催眠術は全国にまで急速に広まって行った。もはや日本国民達は鬼畜の美食家達の餌食になるしか無かった。

 だが、この時、警視庁に雇われたプロの催眠術師は催眠術に掛かった人たちを救うべき催眠術を通行する都民に掛けて見ると、都民は意外な展開を催眠術師に見せた。それは催眠術を掛けた相手はそのば気絶してしまうと言う内容だった。催眠術師は「変だな… 何で気絶してしまうんだ?」と、疑問が生まれそして直ぐに立ち上がった通行人は催眠術師に催眠術を掛けてきたことで、新型の催眠術であることに気づいた。

そして捜査本部に出向いて一課長に話をすると一課長の顔から血の気が引いた感じになった。取り敢えず催眠術師が発見した新たな催眠術に対向すべき対策を考えていた一課長は「まさか警視庁の職員にまで広まっているのではないか」と、催眠術師に警視庁に居る警官に催眠術を掛けてもらって調査した。すると催眠術師が警察官の一人に耳元で催眠術を掛けた瞬間、警察官は一瞬その場で倒れて数分間気絶してから「何があったんだ?」と、周囲を見回して立ち上がると捜査一課長と催眠術師の前から立ち去った。

催眠術師は一課長に「どうやら先手をうたれましたね… これは新型の催眠術ですよ」と、小声で説明した。捜査一課長は「新型?」と。言うと顔色を変えた。そして催眠術師は「これは一度目の催眠術の上から更に二度目の催眠術に掛かって三度目の催眠術にも掛かったと言う事ですよ」と、催眠術師が声を細めた。そしてこう続けた「おそらく状況に依ってナイフで自殺したり気絶したりを繰り返しているんですよ。しかもこれは相当な力を持ったプロの催眠術師の仕業でしょうね」と、一課長のの目を見た。

だが催眠術に掛かった者達をどうしたら見つけられるんだろうと言うと、催眠術師は「簡単ですよ。一同を部屋に入り切るだけ捜査員を集めて、私がマイクで催眠術にかかっているかテストすればいいだけですよ」と、催眠術師は自信を見せつけた。そして一時間後に捜査本部の捜査員達を本部に呼ぶと、一課長の横にいる催眠術師がマイクを持って何やら呪文のような事を喋ると、中に居た者達は次々に気絶して残ったのは数人だけだった事に一課長は仰天してしまった。

そして数分間気絶していた捜査員達は互いの顔を見回して床から立ち上がって「何があったんだ?」と、言う顔で一課長の方に視線を集めた。すると一課長に催眠術師がこれは最初の催眠術ですね… さっそく私が催眠術を解いてあげますよと言うと、再びマイクを握ると何やら呪文のような言葉を発すると捜査員達は耳の奥から「キイィーーーン!!」と、言う音に気付いて両耳を両手でふさいだ。つぎの瞬間、音の収まった者達は次々と一瞬、「ぼおぉーーー」と、して顔をシャキっとさせた。

こうして催眠術師は一課長に提案して警視庁全体に知れ渡るように、広報室から催眠術師が呪文を唱えると警視庁に居る職員が両手で耳を抑えて全員が正気を取り戻した。あとは催眠術に掛からないための催眠術を掛けますよと言うと、再びマイクを持って何やら呪文を唱えた。そしてこれで安心ですねと催眠術師は笑顔になった。

捜査一課長は催眠術師に「まるで魔法だな… 白魔法と黒魔法の戦いに近いんだな~」と、一課長も笑顔になった。そしてその日、テレビ局やラジオ局に出向いた捜査員と一課長と催眠術師は、マスコミを通じて都民を催眠術から解放して行った。だが二重、三重に催眠術に掛かった人間には効果は無かった。だがそれを良しとして見て居なかった者がいた。それは鬼畜の美食家達だった。

 

 

 


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