車イスで富士山‼️

76歳要介護5、車イスの父の冒険。
現在、施設入居中。

肉で泣く。

2022-03-01 23:55:00 | その他
父がお試しショートでいない間、宅急便が来た。

いつもの私が頼んだ荷物だと思い
そこに置いておいて下さい、と対応する。

すると、「クール便なのでお早目にお取り下さい」と。
あれ?クール便なんて頼んでいたっけ?

疑問に思い、直ぐに取ると
宛名は父で、なるほど本当にクール便だ。

ここ最近、父に来た荷物は
親戚からの林檎1箱くらいだったので
一体、誰からだろうと見る。

そこに書いてあった差出人の名前は
父の大学の同窓生だ。
一体どうしたのだろう。

お中元でもお歳暮でもないこの時期に
何か意味があるのかな、と思い
中身を見てみた。

かなり高級(柿安)な特選肉だ。
あれまぁ、これは凄い。

よく見ると手紙が同封してあったので
開封して読んだ。

『このコロナの事態に対感染力をつけ
元気に過ごされるようにと願い
同期学友3名で元気印をお送りします。
返礼は全く不要です。
たまには元気な声をお聞かせください』
(1部抜粋)

読み進めるうちに、何だか涙が出て来た。
父の友人たちからの温かな気持ちが伝わる。

そういえば、父は全く連絡してないだろうなぁ、と
今まで連絡せずに不義理していたことと
入院時、お見舞いもいただいていたのに
治らずに、快気祝いもお返ししていないことを思い
申し訳なさでいっぱいになる。

1年に1度、仲間で様々な所に旅行していた。
男性グループで珍しいなと思い
父にそういう仲間がいるのはわかってはいたけど
まさかここまで気にかけてくれているとは。

父の来た道も、無駄ではなかった。
これから行く道も、私が決して無駄にはしない。

この特選牛をすき焼きにして
明日からの活路にしよう。

心から、お礼を伝えたい。
今私は、感謝の気持ちで満たされている。


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