年の瀬に総合病院に父を連れていった。
予約していた内分泌科と泌尿器科。
血液検査と尿検査をして薬を処方してもらう。
しかし、排泄のコントロールは消化器科
指示書や証明書関係は主治医である整形外科医
(4回脊柱管狭窄症の手術をした)だから
またその科を受診して下さいと言われた。
父を車イスで連れて行くのが
どれだけ大変かわかってるのだろうか。
頭に来たので次の日も
予約無しで受診してやった。
予約優先だから、かなり待つのは覚悟の上。
結局、受診まで約2時間待たされた。
主治医の整形外科医が
何で予約外で早く受診したのか
訝しげな様子で尋ねてきたので
*ショートステイで摘便をしてもらうのに指示書が必要
*障害者認定の申請をしたい
*近くの提携個人病院に紹介状を書いて欲しい
などを頼んだのだが
急激に手と会話の機能が低下した父に
脳外科の検査を打診してきたあげく
上記の事項を依頼する私に
「そんなに次々と言わないで下さい」と。
いや、あなたが聞いてきたんでしょーに。
今、言わないでいつ言うんだろう。
また3ヶ月後の受診日ですか。
それで本当に主治医と言えるんだろうか。
とにかく、脳外科のMRとレントゲンを
急遽することになり
その時点でもう4時間オーバー。
それから消化器科に受診し
やっと排泄の下剤などを処方してもらった。
脳と首の検査結果は異常無しで
その点は検査して良かったのだけど
主治医に依頼した3つのことは
結局1つもしてもらえずに帰宅。
一体、何のために行ったのか…
訪問看護師の来る時間になっちゃったから
摘便してもらわないと大変なことになるから
仕方なく帰って来たけども。
この不条理を書き留めなければと
早速、文章化した次第だ。
在宅で介護をしていくには
質のいい在宅医が必要不可欠である。
残念なことに我が街にはそのような医療はなく
わかってて先延ばしにしていた問題に
一刻も早くとりかからなければと
改めてまた身につまされた。
2日にわたり、計5科受診。
もうくたくたである。
それなのに、3科の処方を合わせたものを
薬局に取りに行かねばならない。
(それもやたらに時間がかかる)
こんなに受診しても
いざという時、決して誰も助けてはくれない。
総合病院とはそういうところだ。
早く親身になってくれる先生を探さなければ。
疲れと怒りで疲弊したので
いつも病院帰りに行くファミレスの代わりに
初めて鳥貴族に連れて行った。
ファミレスでも上手く口に手を運べない父が
焼鳥なら自分で食べられると思ったからだ。
確か近くの鳥貴族は1階だったはず。
試しに車イスで入れるか聞いてみたら
大丈夫とのこと。
入口に1段だけある段差も
従業員の男の子が車イスを持ち上げてくれた。
父も機嫌良く、焼鳥を楽しむことができた。
もちろん、アルコールは無しで
そんなに沢山は食べることもなかったが
久しぶりの居酒屋気分を満喫でき
若い従業員の子たちが大変感じが良く
またお正月に来ようねと
嫌な気持ちを切り替えることができた。
ありがとう、鳥貴族。
これでなんとか新しい年を迎えられそうだ。
そういえば最近、お医者様って聞かないなぁ。
良く、医者の事を祖母達は「お医者様」と言った事を思い出した。
命に一番近い人達だからだと。病に寄り添い、人に寄り添い。それがお医者様だと。
そんなお医者様であって欲しいもんだね。