階段男の趣味の備忘録(天体、PC、車)

ほとんどの人には関係ない私個人の趣味の備忘録です

2020年8月29日の火星

2020-08-30 08:57:53 | 天体

8月28日(金)の深夜(正確には、8月29日の早朝)に、新たに入手したカメラ(QHYCCD QHY 5III462C)で、火星を撮影しました。

アストロアーツのHPに掲載されている他の人の画像と比べて、コントラストが悪い気がしますけど、まあ、自分の画像処理の実力(と言うか、何もしていないので…)なので、しょうがないですかね。

しかし、こうやって拡大撮影すると、火星が欠けている(円ではない)事がわかりますね。これは、火星と地球が近づきつつあるので、月と同じように球体を近くから、斜め横から見ているため、半月状態になるんですね。これから、10月に向けて、地球にさらに近づき、ほぼ真正面に見える位置になるので、また、真ん丸に見える状態に戻っていくのでしょうが…。

これから、中学校の理科で習ったと思われる?、惑星の「逆行」が見れるチャンスでもありますね。リンク先の解説によると、9月10日までは、「順行」で、それから、見かけ上、星座の中を「逆行」するとのことです。昔の人は、きっと、この現象が、不思議だったのでしょうね。今では、中学生レベルの常識なんでしょうが…(笑

[Astroarts の HP」

https://www.astroarts.co.jp/special/2020mars/

撮影天体:火星

撮影日時:2020年8月29日 0時1分31秒 露出 500秒(10000 フレーム撮影)

カメラ:QHYCCD QHY 5III462C

望遠鏡:INTES MK-66 + SVBONY Poormate 5X Barlow Lens

画像処理:AutoStakkert!3 + Registax 6

 

 


The Sky 6 Professional を使い倒す

2020-08-24 00:01:45 | 天体

昨日書いたとおり、ここ数年ぐらい、体の調子が良くなくて、趣味の天体撮影もお休みしておりました。

しかしながら、今年の7月上旬ごろに、彗星が肉眼で見えるという記事を新聞で見かけ、居ても立っても居られない状態となりました。果たして、そのコメットさんは、いつ頃、最大級に明るくなって、何時ごろ見えるのか…と言う事を思いはじめ、数年前に使っていた、The Sky 6 Professionalを自宅のデスクトップPCに再インストールしました。しかぁ~し、昔は出来ていたはずのコメットさんの最新の軌道データが、なぜか、ネットから取得できない。過去にも軌道データの供給元の米国のMPC (Minor Planet Center)のURLが変更になったりした事もあるので、また、URLが変わったのかと、最初は思いました。

しかし、いろいろ調べると、URLが変わったのではなく、「http://」 から「https://」の SSL通信に変更になっている模様。そんじゃあ、URLの頭を「http://」から「https://」に変更すればそれでOKじゃないの…とか、安直に考えて、レジストリーエディターで、過去のURLの冒頭部分の「http://」「https://」に変更しました。で、一旦PCを再起動して、再び、The Sky 6 Professionalを起動して、最新のコメットさんの軌道情報をゲット…となるはずでしたが、

結果は、これ↓

「は!」です。

その昔、Yahoo!のBlogがあった頃に、レジストリーを変更して、URLが変わっても、対応できるようにメモを残しておいた事を確かめて、くれている方がいらっしゃいました。(全然知りませんでした(笑))

https://www.kanaboshi.com/WinTips/small_6.html

The Sky 6 Professional 自身が 「https://」SSL通信に対応してないのか…万事休すかと、一瞬思いました。10年以上使っているのだから、いい加減、最新版の「The Sky X Professional」でも、買えよと…しかし、「The Sky X Professional」の価格は、US$229だし、まあ、それは許せる値段だとしても、年間のサブスクリプションの値段が、US$100だととか…。ちょっと…毎年、ボッタクリすぎじゃないの>The Software Bisqueさん。

それでも、趣味をやる上で、現在のThe Sky 6 Professional より、便利なソフトであれば、仕方がないかと、購入する前に、いろいろネットで、仕様、操作方法を確かめました。しかし、どうも最新の彗星の軌道のダウンロードは、クリックでの一発更新できなくなっている事がわかりました。「え゛、マジ?」です。機能ダウンじゃん。それなら、お金を払って買っても、10年前の「The Sky 6 Professional」より、使い勝手の悪いソフトの様だし、昔のままの「The Sky 6 Professional」で、いいじゃん!と言う結論に至りました。

「The Sky X Professional」でも、一旦、彗星の軌道データをMPC(Minor Planet Center)からダウンロードして、変換しなければならないのであれば、「The Sky 6 Professional」でも、彗星軌道のテキストファイル変換機能があるので、その機能を使って、可能ではないかと、思いつきました。そして、やってみたところ、「ビンゴ!」です。できました。危険なレジストリーの書き換えも必要ありませんし、Windows 10 (64-bit)でも、正常に動いているようです。

では、その手順です。

【1】なんでも良いので、「https://」対応のブラウザ(Internet Explorer 11 とか Chromeとか)で、下記のURLをアクセスします。

https://www.minorplanetcenter.net/iau/Ephemerides/Comets/Soft06Cmt.txt

【2】画面に最新の軌道データがテキスト形式で表示されたら、「右クリック」して、「名前を付けて保存(A)」を選択します。そして、保存先は、「C:\Users\ユーザ名\Documents\Software Bisque\TheSky6\Comets」に、テキストファイル形式で、その表示されているデータを保存します。

【3】保存したら、今度は、The Sky 6 Professional を立ち上げて、「データ>彗星と小惑星」 を選択します。すると、下記のような画面になると思いますが、

この後、新規に最新の彗星の軌道データを全部インポートするので、一旦、現在の過去データを全部削除します。まず、先頭行を選んで、[Shift]キーを押した状態で、一番最後のデータをクリックすると全データが選択できるはずです。全選択(反転)後、右側の[削除(R)…]ボタンをクリックして、一旦、データを全削除します。

【4】全削除できましたら、今度は、先程ダウンロードしたテキストファイルを読み込んで、軌道データとして、インポートします。

先程、最新軌道データを保存したフォルダー「C:\Users\ユーザ名\Documents\Software Bisque\TheSky6\Comets」が見れるように操作します。この時、ファイルの種類が彗星データ( *.cmt)となっているので、プルダウンメニューから、すべてのファイル(*.*)を選択して、先程、ダウンロードしたテキストファイルを選択します。

【5】指定したら、[インポート]ボタンをクリックします。

【6】最新の軌道データがインポートされ、全選択状態になっていると思います。

【7】一旦、マウスとキーボードを操作して、全選択状態から、すべて未選択状態にしてから、[OK]ボタンをクリックします。

【8】再度、「データ>彗星と小惑星」 を選択して、表示させたい彗星だけをチェックして、[OK]ボタンをクリックします。

これで、また、多分、数年使えます(笑。


再び、階段男です

2020-08-23 10:33:06 | 天体

みなさま、ご無沙汰しております。
階段男です。
体の調子を少し悪くしたりしておりまして、少しお休みしておりました。

少し、以前の調子が戻ってきたので、自己満足の趣味を再開しました。
そんな訳で、このブログは天文関係の個人的な備忘録をメインに記録してきたいと思っています。

NGC6888 (Crescent Nebula in Cygnus)
GS-200RC (203mm Ritchey-Chrétien astrograph) using H-alpha filter (5nm) and QSI 583ws camera (KAF-8300)

120-minute explosure