飼い主です。
この時が来てしまいました。
わかっていても、やはり受け入れたくない自分がいました。
ビアンカが、6月13日(土)早朝5時20分頃息を引き取りました。
19歳1カ月でした。
ビーちゃんさんを知っていてくださった方、ありがとうございました。
崖を転がるようにあっという間に、安定から最悪に変わっていきました。
9日の夜中から10日にかけてやたら動き回るビーに起こされ、心配で1時間おきに起きてみていたのですが、1時間ごとに状態は変化していきました。
ただの徘徊→目が見えてないような動きになりあちこちにぶつかりひっかかり止まる→自分がおかしいのに戸惑ってるのかたまに3回ほどせつない声で鳴きました。
→ちょっとした段差も歩けなくなるくらい足がもつれ→立ち上がれなくなり→寝たきりに。
これが9日から10日かけての明け方の出来事でした。
病院で応急処置してもらい、もう長くないのはわかっていたので葛藤はありましたが入院はやめて、うちで補液をしていく形をとりました。
もともと年寄り猫の宿命ともいうべき腎臓病の末期を宣告されていたのですが、療法食と免疫力や体力を上げてくれるサプリメントで、生活に支障がない程度に動けて安定して19歳の誕生日を迎えていました。
寝たきりになってからすぐは、まだご飯は自力で舐めれたのが次の日には強制給餌になり、次の日には口も頑なになり水を垂らすことしかできなくなりました。
目もあいたままになり、目が乾き表面もおかしくなっていました。もう光も見えていたかわかりませんでした。
はじめは呼ぶと尻尾がパタパタ動いていたのも、12日には尻尾すら動かなくなり読んでも反応は分からず、ただ関節が固まった手足を動かして、夢を見ているのか散歩しているような感じで涙が止まりませんでした。
12日の夜に、13日は仕事だったので「どーすんのビーちゃん。。明日仕事休めないよ。。。ひとりでがんばってもらわないといけないんだからね。少しでも飲んで体力付けてよ。。。」と言い聞かせ、休み休み気休めのエネルギー補給できるペットの水を、シリンジで頑なな口をこじ開けて垂らすのですが、ほとんどは外に出てしまいたまにゴックンと喉を動かす程度でした。
連日ちゃんと寝れてなかったので倒れ寝してしまい、ハッと起きた13日明け方5時、目に入ったビーちゃんさんは閉じない目を一層丸く見開いて苦しそうに息をしていました。
もうお迎えが来ていました。
私が散々、どーすんの急いて帰ってくるから待っててねと言いすぎたようで、持たないから私がいるうちにと思ったのかもしれません。疲れてるのに2時間半しか寝てなくて起きることはないと思ったので、いつもビーちゃんさんが私を起こしてくれてたので今回も起こしてくれたのかななんて思いました。
10秒ごとに(もっと長かったかもしれません)カハーっと呼吸を数回繰り返しやがてそのカハーもなくなり、まだ動いていた心臓もゆっくり止まっていきました。
ビーは心臓は強かったようで最後までがんばって動いていましたが、呼吸が先に止まってしまったので心臓も動くことができなくなってしまいました。
鶉の時は心臓が先に止まってしまったので、痙攣などが酷く見られましたが、ビーちゃんさんは呼吸が先に止まったので体は全く動きませんでした。
固まってしまった関節も死後直後は軽やかに動き、そしてふにゃふにゃだった体はあっという間に硬くなりました。
親ばかですが、とても素敵なコでした。
出会いもなんかちょっとした運命的なエピソードもあっちゃったりなんかしたりして、初めてのコってのもありますがとても不思議なコで特別なコでした。
言葉も通じてたし(思い込みと思われたらそれまでですがw)起こしてといった日にはしっかり時間に起こしてくれるし、私が落ち込んでる時は察して、普段はしないのに気が付くと体の一部を私に付けて寄り添っていたり、鶉たちが来たらいやいやだったけどしっかり躾してくれてみんなとってもいいコに育ててくれて、もうビーちゃんさん様様でした。
ビーちゃんさんの体で深呼吸するのがとても心地良かった。
仕事のストレスもビーちゃん撫でてるだけで忘れられたし。
ビアンカありがとう。
あの時あなたを選んで本当に良かったです。