※赤子と野良猫のトラちゃん(去勢済み)、写真は内容とは関係ないです(^^;)ごめん~
ゆきちゃんの里親さんのぶるさんが入院した。
ぶるさんは1人暮らしだ・・・。
5月に入りHCU(集中治療室に準ずる部屋)に4月末から入院中との連絡をもらい、ぶるさんの病状も心配だったけど、
<家に残された猫、ゆきちゃんはどうなっているのか?>
が、すぐに頭に浮かんだことでした。
ゆきちゃんのことを聞くと、家に残されたゆきちゃんは近所に住む大家さんが世話をしてくれているとのこと。
のりたま嬢と共にまずはひと安心だね。と、胸をなでおろしました。
ぶるさんは昨日から一般病棟に移ったそうで、今日お見舞いに行きました。
そこで初めて入院の経緯を聞いたのですが、すごく考えさせられたのです・・・
ぶるさんが救急車で搬送された時にもっていた所持品は、ポシェットひとつ。
本当に急なことでした。
入院に必要な物など用意していたわけでもないので、必要品など要るものがあれば自宅まで取りに行きますよと申し出ました。
ぶるさんは必要な物はないよ。と遠慮してから、ゆきちゃんの様子を見てきて欲しいと。
ぶるさんの家に行くと丁度、大家さんと会うことができた。
大家さんの話では、ぶるさんが救急車で運ばれた後、
近所の人が大家さんに「ぶるさんが救急車で運ばれた!」と、教えてくれたそうです。
びっくりした大家さんはすぐに救急車がどこの病院に行ったのか調べましたが、消防署は教えてくれず。
そこで搬送先の病院を探すために、近隣の病院という病院に確認して見つけたそうです。
でも、HCUに入院中で家族でないと面会は出来ないと言われ、すぐには会えず、
入院後4日目にやっと面会できたんだ・・・と言われました。
そして、「ぶるさんはすごいよ。(大家さんが)家に入った時、電気もパソコンもつけっぱなしでね、
入院する自分のことは何も準備していかなかった。でも、猫の世話だけはして行ったんだ。
救急車で運ばれる前に、猫のエサをタッパーに山盛り入れて困らないようにして行ったんだよ。
自分のことよりも猫の準備をして行ったんだ。」と。
部屋に入ると、ぶるさんが用意したという大きなタッパーがあって、中に猫のエサが山盛り入っていました。
大家さんがエサをあげに来ているので、ゆきちゃんはマルマルとしてました(^^;)良かった。
ぶるさんは苦しくなってから、自分で救急車を呼んだそうですが、
その救急車が来るまでのわずかな時間、自分のことじゃなく、
あとに残るゆきちゃんが困らないように、飢えないように、そのことを優先して準備し運ばれたんです。
でも、でもです。
今回搬送されたのはHCU。ぶるさんも死ぬかもしれないと覚悟したそうです。
ご近所の人や大家さんが、こんなふうに親身になってくれる人たちでなかったら。
ぶるさんと大家さんが、日頃から密なご近所関係を築けていなかったら。
ぶるさんもゆきちゃんをお願いすることができなかったでしょう。
そう・・・ゆきちゃんは死んでいたかもしれません。今回は幸運でした。
もし、これがご近所さんも大家さんもまったく干渉しない人間関係だったら?
入院後しばらく本人は意識がもうろうとしていたそうなので、
誰かに連絡を取ることもできなかったでしょうし、
言いたくないですが、もしも亡くなってしまっていたら、
残された猫、ゆきちゃんは死んでしまったと思うのです。
ご近所さんとの人間関係、社会との繋がりが薄くなっている現代。
隣に住む人に何かあっても気がつかない、気にしないですよね。
孤独死が増える現代。
孤独死した人や1人暮らしで急きょ入院した人が飼っていた犬や猫、
きっと沢山死んでいるのではないかと思います。
ニュースに出るのは人の死だけなので、ペットの死は浮き彫りにされません。
「すごい怖いことだね・・・」と、のりたま嬢に言うと、
「そんなのよくあることだよ。」と達観した返事。
そう、本当によくあることなんだと思います。
飼い主の死や入院により、取り残されて飢え死にを免れた場合でも、
世話に困った家族や親族が、ペットを殺処分してしまうケースも多いのです。
猫の譲渡条件には、飼い主が猫を飼えなくなった場合、
継続して飼ってくれる人(後見人)がいるかが重要になるのですが、
その点をクリアーしても、本人が意識不明で急きょ救急車で運ばれたりして入院したら、
後見人に連絡のしようがないんですよね。
また、本人確認が取れる所持品を持っていなかったら、
病院側も家族や親族に連絡が取れません。
私たちの猫の里親さんであるか否かは関係なく、お願いしたいことがあります。
1人暮らしで猫を飼っている方は、なにかしら社会との接点を切らずに持ってください。
人に干渉されたくない、人間関係は煩わしいから・・・
そういうご近所付き合いや人間関係を避ける生活をあえて選んでいる人もいると思いますが、
万が一残される犬や猫のために、社会との接点を持っていて欲しいのです。
お財布とカバンには、必ず緊急連絡先を書いた紙を入れておいてください。
老若男女関係なく、1人暮らしで犬や猫を飼っている人にお願いします。
にゃーも
5月の「猫だけの譲渡会」
5月11日・18日・25日(日)
場所:愛媛県松山市、
伊予鉄高島屋前の「坊ちゃん広場」
時間:13時~16時30分開催。(小雨決行)
※猫の譲渡会は、元野良猫や捨て猫だった猫たちに、
新しいお家と家族を見つけてあげるための里親探し会です。
猫を家族に迎えたいと考えている人は、ぜひ会いに来てくださいね!
里親になりたい方こちらをご覧ください。
保護猫を参加させたい方は
こちらをご覧いただいてメールにてご連絡ください。
譲渡会に来れない方はお見合いできます。
お問い合わせくださいね!
neko.nyarazu☆gmail.com(☆を@に変えてね)
※お返事遅くなることがあります
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