天文21年(1552)5月~の出来事。
大井夫人の喪も明けぬうちに信濃出兵、おまけにそれが治まらないうちは成仏も出来ないだろう、って晴信はいうのですが、あの世に行かれて早速、どんな思いをされていることでしょうね、お北様は・・・。

評定で飯富は、村上討伐の後に、今川と御曹司との婚儀を執り行ったら?と言います。
密かに北条とも盟約を結ぼうとしていることも、気になるんですよね。
晴信はその場で、三国が同盟を結ぶことを発表。
武田の背後に今川が付いている、ということで、どちらに付くか迷っている地侍たちが、村上でなく武田に付く、そのためにも、この戦の前に婚儀を執り行わねばならない、というのが、晴信と勘助の考えです。
この二人、本当に人相悪くなってきましたね。
飯富は場所を変えて勘助に、今川と絶対に争いごとを起こしてはならないこと、武田の跡取りは御曹司以外ないと心得よ、と釘を刺すのですが、返事をして別れた直後にブラック勘助になってるんですよね、怖い怖い。

まずは安曇あたりで開戦。
小岩嶽城は落城、城主も自害。
最近は調略で手柄を立てる真田たちばかりが加増があり、馬場は武田の譜代の家臣たちの士気を高めるためにも、知行となるべく村上の領土を手に入れようと、この戦では調略ではなく,村上の首を狙おうと、やる気満々です。
いざという時、命を賭そうとするくらいのの家臣が、武田にはいない、その筆頭だと馬場に言われ、諸角は憤慨しますが、正直諸角あたりになると、もう一線から退き、のんびりと隠居していた方がいいような気もしてしまうのですよね。

その頃、武田に新しく二人の武将が誕生。

飯富源四郎改め、飯富昌景
春日源五郎改め、春日弾正忠虎綱
この二人、下の名前が似ているのと、どちらも整ったお顔立ちで、時々ごっちゃになって困っております。

この後村上をわざと越後に逃がす案で、勘助に感心されるのは、源五郎の方ですよね・・・?

さて11月、とうとう太郎と今川の綾姫の婚儀が執り行われます。
笑顔を見せるは、晴信と三条夫人くらいなもので、おまけにこの時から怪しげなBGMが流れています。
勘助はお祝いの席を中座、屋敷に帰ってしまいます。
あれこれと企んでいるんですもの、さすがの勘助でもあの場には、いたくないってことでしょうか。
伝兵衛や太吉が酒を持って来るのですが、その直後リツが現れ、山本家を絶やしていいのですか?と積極的にアプローチ。

その調子で勘助を骨抜きにして、歴史を変えちゃってくださいよ。
この軍師、このままにしておくと危ないんですから。

越後で厚い庇護を受けていた上杉憲政は、相変わらずの遊興癖が出ています。
結局、変わらない人なんですね。

竜王丸が可哀想になってきます。
関東への出兵依頼を、上洛が先、帝に会い勅命を賜り、北条や武田を何の躊躇いもなく討てる義の戦にしたいと言っていますが、なんのかんのと先延ばししているだけのようにも聞こえます。
村上が越後に来たときは、すぐに兵を出していましたからね。
村上との戦は、なんと言うか、村上は自分の国のために真剣だったと思うのですが、武田にしてみれば、その先に控える越後の景虎と対戦するための下準備に利用されていたみたいで、何ともお気の毒な気がしてなりませんでした。
武田としてはそんな目的があるため、村上を捕らえるのではなく、越後に逃がしたいと思っているわけです。
そして村上も、武田を討つため命を無駄にしたくない、ということで、越後に逃げようとしています。
が、そのため川を渡る時に、馬場に作戦の裏の裏をかかれてしまい、安全と思っていた川の深みのある方で、村上の奥方たちが敵を目前にして自害してしまいます。
ヒサも、お腹の子のことを思いながらも、自害しようとするのですが、馬場に止められ、逃げ落ちます。(矢崎家の伝統、今もここに)
「女子は皆、心に鎧を纏うて戦っているのじゃ」
馬場が、なんか急に名言を・・・。

正義の景虎の援軍もあって、村上は再び信濃に戻り形勢逆転したかのように思えたのですが、再び武田が反撃、これがあの有名な川中島の合戦の序章となるようです。
主人公たちの腹黒さと、善人村上の哀れさが身に染みたお話でした。

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ほんとにそうですね。その昔、三条夫人は
お屋形様のことを「見た目は悪いけど中身はいい人」
と言ってましたが、今は見た目も中身も真っ黒ですね。
大井夫人がお気の毒…。
リツのアプローチ、ブラック勘助には届くのかしら?
まぁそれが二人には似合ってる気もするんですけどね(笑)
馬場の説明はたしかに一理ありますね。
ただ、その言葉は諸角を激しく傷つけたようです。
甘利や板垣に先に死なれ
自分だけが生き恥を晒している事を
他ならぬ諸角はとっても気にしてるみたいです(笑)
それにしても流石は鬼美濃の娘・リツ。
勘助をGETするために
既に太吉の妻を調略してるのですからねぇ。
勘助にとってはかなりの強敵です(笑)
絶対村上に義があると思いますもの。
せめて目の保養に、イケメン☆パラダイスに
していただきたいものです
勘助と晴信、すっかり悪人になりつつありますねぇ。。。
とは言え・・・この時代ですから・・・これ位で無いと乗り切れなかったのかもしれませんが。。。
それにしても・・・リツさんのパワー、凄いですね~。
この先・・・一気に勘助を寄り切ってしまうのか、ちょっと見ものですね☆
でも、やはり女性には弱いのですね~。。
ヒサ。。助かってよかったけど。。
つばをぺっ!って。。それはないやろ~^^;
そうそう、三条夫人の言うように、晴信って見た目はアレですが、中味はいい人でしたよね、かつては。
いつからこんなに悪くなっちゃったのかなー。
いつから?
何がきっかけだったのかな?
以前由布姫の言葉で壊れてた時は、まだ一時的なものって感じで、悪ではなかったですよね。
リツや今回出てこなかったけれど、於琴姫みたいな明るい人たちで、この二人を何とかしてもらいたいです~。
晴信って、勘助の密かな企み、いつかは気付いたりするんでしょうか?
勘助が一番の悪人ですよね。
こうなると、今川、雪斎あたりが可愛く見えてきます。
諸角は、板垣・甘利の死の時、何故自分だけが・・と苦しんでおられたのでしょうね。
いつもそんなそぶりを見せずに、ほのぼのとしているので、馬場は、そこまで感じ取ることも出来なかったのでしょうね。
馬場は別に思うところも色々あったようですし。
なんかこのやり取りが、悲劇に繋がっていくみたいな嫌な予感がしています。
リツ、逞しいですね。
あの根回しの良さ、男だったらいい知将になるかもしれませんね。
あえて書かなかったのですが、晴信の視線が・・・。
太郎って、イケパラなど他のドラマで見るより素敵に見えるんですよね。
と言うか、今まであまりかっこいい、と思ったことなかったんですけど・・父があんなだからそう見えるのかな?
村上はお気の毒でした。
かつてのあの強さが、どうしてあんな風に変わって行ってしまったのか。
戦国時代って、本当に大変ですね。
村上は物の考え方が、まっすぐ過ぎたんでしょうか。
リツには是非頑張ってもらいたいですよね。
なかなか知略にも長け、人の心を揺るがす言葉も巧く使って、ただ明るいだけの女の子ではありませんね。
勘助どんどん揺らいで欲しいです。
今回、やけに馬場が目立っていましたよね。
でもお館さまは村上を生かしたまま逃がすって言っていたのに、勝手な行動を起こそうとして、良かったのかな・・。
ヒサから顔につばを吐きかけられた時も、何やら名台詞を言っていたのですよね。
ちょっと聞き取れなくて、書けなかったんだけど、馬場さん、急にどうしちゃったの