だからもっと早くやっておけば

夏休みの終わりの頃に、手付かずの宿題の山に悪戦苦闘している子供に、毅然と注意出来る私ではありません。

私が子供だった頃・・やはりそんな子供だったし、今でも結構切羽詰らないとエンジンの掛からない傾向があるのも知っています。

締め切りまでまだまだ期間があるじゃん。

そう思って、のんびり構えていると、いざ描こうと計画していた頃になって、別件で忙しくなり、絵を描くタイミングを逃してしまった。
これ以上後にすると、本当に日々何かしら予定が詰まっていて、絶対描けない、今しか描けない。

そう思ってある女性を描き始めたら、思った以上に難しくって、睫毛が小さな写真でもはっきり見えるくらいの彼女の目は、一歩間違うと昔の塗り絵のようになってしまうし（作者・高橋まことさんとか、だったかな・・？）、髪の毛がもう、わけが分かんなくて、撃沈。

一度描き始めて、あまりにも似てなくて、やり直し。
とうとうタイムリミット。
色を塗りだして、また失敗したら、後がない。
と言うわけで、鉛筆で描いたのみで終わらせてしまいました。

兎にも角にも、原因は、早くやらなかったこと。

反省点のいっぱいある絵になってしまいましたが、考えてみたら、このくらい描けてちょうどいつもの自分じゃないか？っていう気にもなって来て。

実は「聖子ちゃんを描こう♪」というエキシビションで、参加者の皆さんがとてもハイレベルなポートレートを描かれる方たちなので、自分も少しでもそれに近づこうと・・その気持ちはとっても大事・・なんだけど、目標に持つことと、背伸びすることは別物で、考えてみたら私って、大体がこのくらいのレベルの人じゃないか、って思ったら、気持ちが楽になってきました。
（開き直りじゃなくてね）

第一回目の時、主催者さんも言っていたんですよね。

競って描く「競作」ではなく、共に楽しんで描く「共作」なんですよ、と。

　　　

かなり自信がないので、御託を並べてしまいました。
もしもまたこういう機会があったなら、今度こそは早めにエンジン掛けてみますわ。



さてと、絵から離れて余談ですが、今日は外食で今年初めての松茸を頂きましたよ。
松茸って聞いただけで、うきうきしちゃったり、食後も凄く満足な気持ちになったのですが、冷静に思い返してみると、そのわくわく感や満足感に比例するだけの「香り松茸」と言う感じがあったかな～・・・。

その名前と視覚的な魅力のみでも、人をこんなにも幸せな気分にさせる。
恐るべし松茸。

香り松茸、味松茸、食感松茸、見た目も松茸、ですね。　

写真を撮れなかったことが、心残り。
ああこんな時、私はすっかりブロガーなんだな～、と痛感するのでございます。



こちらでとても素敵な松田聖子さんを、たくさん拝見することができます。

「Ｐortrait Eｘhibition　３」

主催者の小雪さん、いつもどうもありがとうございます。
これからも、色々勉強させてくださいね。