海の家

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夏への扉(ロバート・A・ハインライン)

2008年11月16日 10時11分14秒 | お気に入りの本
16日(日)
 今日は晴れました。どこかに出かけるにはいい天気です。

 さて、先日紹介したハインラインの「夏への扉」読み終わりました。展開がテンポ良く、ぐいぐい作品世界にのめり込ませるパワーを持っています。楽しく一気に読み終わりました。
古典SFの楽しみ方の一つに、作家が想像した未来社会と現在の社会のズレ、あるいは一致を探る、ということがあります。この作品は1957年に執筆され、日本には1979年に上陸したようです。2000年が舞台の一つになっていて、もちろん、現代と合っている所、ずれているところありますが、何よりもまず作者の未来に対するポジティブ思考に感慨深いものを感じます。

「未来は、いずれにしろ過去にまさる。誰がなんといおうと、世界は日に日に良くなりまさりつつあるのだ。人間精神が、その環境に順応して徐々に環境に働きかけ、両手で、器械で、かんで、科学と技術で、新しい、よりよい世界を築いてゆくのだ。」(本作品より抜粋)

この言葉に行き当たった時、何故か涙が出ました。


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