昨日「わが母の記」を観てきました。
老いるって、切なくもありおかしくもあり、ですね。
認知症になってしまった母と、それを見守る家族。
身近な家族だからこその介護の難しさ。
少年時代に自分だけ離れて暮したことから、母とは距離を感じて生きて来た主人公の、母への思い。
そして、母の息子への思い・・・
何度も涙が流れました。
10年間を映画1本に納めたので、サックリ進んでしまった感はあって
小説の行間を読むような余韻はなかったけど、いい映画でした。
「しろばんば」などの、井上靖の自伝的小説を読んだ人には、特に
主人公の生い立ちが分かるので、より主人公の気持ちが分かると思います。
周りのお客さんは結構年配の方が多くて、きっと多かれ少なかれ介護とは無縁では
ないんでしょうね。
ボケてしまったおばあちゃん(母)の言動に暖かい笑いが起きたり、
泣いている人もたくさんいたようでした。
原作を読んだのは実はずーっと前。上京してくる時の夜行列車の中で読みました。
私も、両親やじーちゃんばーちゃんもまだ若かったので、「老いる」ってことに
それほど敏感じゃなかったけど、すごく切ない気持になったのは覚えています。
(内容は忘れてしまっていたけど・・・)
本棚からひっぱりだして、もう1度読んでみようと思います。
大好きな「しろばんば」も久しぶりに読んじゃおう~
この歳になってやっと、
母親というものを思うようになりました。
いまはボケもなく元気ですが、
当たり前の存在がそうでなくなったときに、
はじめてわかることなんだろうなあ。
うちの母も元気ですが、たくさん親孝行しておきたいなーって思います。
(思ってるだけでなかなか行動にうつせてないけど)
母の日のプレゼント、今年は少しだけ豪華にしてみました(笑)
○も同居中の義母が○山行中に様態が悪くなり緊急入院させました。義父は認知症が進み自分の妻がいなくなったのが理解できません。身にしみています。
身近な家族の看病とか介護って、うーん、一言では言い表せないですよね。
○さんご夫婦も、心配だったりいろいろ大変ですね。
適度に息抜きしながらいきましょうね。