猫語のブログ〜ねこさんの、ぼくによる、ねこさんのためのよみもの〜

「猫語の教科書」をだいざいに、しもべいくせいほうほうなど。

しっぽっぽとのつきあいかた 後の後編

2023-01-29 | 日記

ねこのみなさんごきげんよう。
じつにおさむい。
じゆうねこさんのいきかたを、否定はいたしませんが、
こんなじきばかりは、すこしのじゆうを犠牲にすることになるとしても
しもべをもつことをおすすめしたくなるものです。

こんかいも、しっぽっぽとのよいかんけいを
きずくためにしっておいてそんはないことを
ここにかきます。

・*.・。*˚∆˚:・゜・*¨🐾º•:・。.:*・º•🐾。:*。・∞¨・:…**˚˙-:・.

しっぽっぽがごむたいなおめめにあったのなら

しっぽっぽは、どんなにつらいおめめにあおうとも
ごじしんではんげきをできません。
できることといえばせいぜい、しっぽっぽのおけなみを
ふくらませることぐらいです。
なぜなら、ねこさんのようにするどいきばも、
とぎすまされたおつめもないからです。

ですからそんなしっぽっぽにかわって
それらをもちあわせているねこさんが、
しっぽっぽにつらいおめめをさせた
そのものをぎったんぎたんにし、
わからせてやらなければなりません。

しゃざいなどいりません。
わからせるのです。

こうすることは、しっぽっぽとのしんらいのためにも
ひつようなことです。
そうでなければ、しっぽっぽはあんしんして
ねこさんのしっぽっぽでいることができませんからね。

しっぽっぽがつらいおめめにあったことは、
ねこさんとのせつぞくぶぶんから
おしらせですぐにわかります。

このおしらせをうけとったならば、
おみみをしぱぱたかせるよりもはやく
対象をおつめでとらえるか
鋭い牙でもってくだいてやるかします。
重低音で威嚇するのも良いです。

そこで対象がはんせいをしても、ゆるされると
おもわせてはなりません。
あいているほうのおててのおつめでもぐさりとやり、
鋭い牙にはさらにちからをくわえ、
ふかくその身につきさすのです。
さらにじひびきのようなぐーぐー音も発するのも
おすすめです。

おつめでやったところからはあかい血がながれ
鋭い牙でさされたところはやがて緑になる
ひびくうなりごえは、対象のさいぼうを
ようしゃなくふるわせます。

その傷が癒え、腫れが引くまでなんども
きょうふをあじあわせなければなりません。

対象がしもべであっても
しもべになっていないにんげんであっても
扉であっても、ひきだしであっても
掃除機のたぐいであっても
この態度はかわりません。

それがねこさんの矜持というものです。

かつて、ぼくのしっぽっぽは
はぐれ毛をとるコロコロの残骸に
からまれたことがありました。

しっぽっぽはみをよじってはなれようとしますが
みなさんもごぞんじでしょう、コロコロのやつは
しぶとくまとわりついてきます。

ぼくは、しっぽっぽからお知らせがはっしんされるのと
ほぼどうじにコロコロの残骸におつめをおみまいしました。

しっぽっぽは、おけなみをもっていかれたものの、
なんを逃れることができ、ぼくもやくおめめをはたせた
ことにあんどしたのですが、しかし、てきもさるもの、
コロコロはにくきゅうとにくきゅうのまわりのおけなみを
とらえ、はなそうとしませんでした。

おててをどんなにふろうとも、
やはりしぶとくくらいついてきます。

しかしぼくは、いっぽもひきませんでした。
それならばとかくごをきめ、
コロコロもろともおたくをかけまわってやりました。

ぼくがかけることで、ころころはなんども
ゆかにたたきつけられ、さいごにはもみくちゃに
なっていました。


ぼくはかんぜんにしょうりし、このしょうりに
しっぽっぽはぼくのゆうきと機転をみいだし、
とくべつの感動をあたえ、
しっぽっぽはぼくをよりいっそう
しんらいするようになりました。

せいさいのれきしが
ねこさんとしっぽっぽを、
よりいっそうとくべつな
バディにしていくことを
わすれないでください。

さて、しっぽっぽさんとのつきあいかたについては
これでいったんしゅうりょうとします。
しかし、このテーマについては
またいつかふれるひがくるようにおもいます。

ねこさんとしっぽっっぽのかんけいは
かたりつくせるものではないようです。


しっぽっぽとのつきあいかた 後

2023-01-14 | 日記

ねこのみなさんごきげんよう。
さいきん、ぼくのおたくにはねこさんの
のりものがやってきました。
しかし、ぼくはのりません。けして、のりません。

さて、しっぽっぽとのつきあいかたの後編です。
しかし、こうへんはじかいにつづきます。あしからず。

*+:゜゜。・゜*.:+゜*・゜.・˚º˚`∆´…˙*・˚。・:*。🐾º•∞¨˚。・˙˜*+º•´:•º†¨…˚

しっぽっぽをいたわる

しっぽっぽは、ねこさんがおねんねしているあいだも
じっとしているということはありません。
にもかかわらず、しっぽっぽはごじぶんのことには
とんとむとんちゃくでいます。
ですから、しらぬうちにおつかれをためてしまいます。
おつかれがたまったしっぽっぽになりますと、
やさぐれて、ぽさぽさのおけなみになってしまいます。
これでは、ねこさんのひんかくをたもつことはできません。

こんなしっぽっぽのために、ねこさんのできることは
しっぽっぽのかわりにしっぽっぽのコンディションに
きをくばることでしょう。

では、しっぽっぽのコンディションのよしあしは
どこでわかるのでしょうか。
たとえば、しなりぐあいやふれはば、そしてぶんぶんの
スピードなどがよいおめめやすになります。
コンディションの良いしっぽっぽは、かぜにゆらされる
たけのようにしなやかにしなります。
ふれはばは、もっともとおいみぎからもっともとおいひだりへ
しかもきびんに、さっさかすっすとうごきます。

ですから、しなりにいつものしなやかさがないとか、
ふれはばがいつもよりちいさいとか、うごきにきびんさが
たりないというようなときには、いたわりがひつようです。

ぼくがしっぽっぽをいたわるのにいちばんこうかが
あったようにおもうのは、しもべによるいたわりです。
ざんねんながらねこさんは、しっぽっぽとねこさんとの
接続位置のかんけいで、しっぽっぽにしてあげられることは
それほどおおくないのです。

ねこさんがしてあげられないのであればしもべの手をりようする、
これほどごうりてきなことはありませんから、
ぜひしもべにしっぽっぽのいたわりをさせてあげましょう。

たぶんどのしっぽっぽもそうだとおもうのですが、
しっぽっぽはふだんならさわられるのはごめいわく、とおもっています。
すくなくともぼくのしっぽっぽはそうです。
ですのでしもべがしっぽっぽをさわろうとすると、
ぷいっとそっぽをむいてしまいます。
しかし、コンディションのよくないときは、
やさぐれていますから、にるなりやくなりすきにしたらいい、
とこういうたいどです。
それでしもべもしっぽっぽにふれることができるのですね。
めったにふれることのできないしっぽっぽに
ふれるきかいをもてるのですから、しもべにとっても
このうえない好機なのです。

しっぽっぽのおつかれをいやすには、
ねこさんとしっぽっぽの接続部分をとくに
ねんいりにいたわるのがよいです。
やはり、なにをするにもここがきてんになりますので
おつかれがたまちやすいのでしょう。

やりかたは、しもべのてをねこさんのおててにして、ごしごします。
これはこうかぜつだいで、どんなにおつかれのしっぽっぽでも、
すぐにぴんぴんぴーんとなります。
しっぽっぽかんじているきもちよさが
ねこさんにもつたわってきますので、ねこさんの
おしりはしぜんとあがります。

なかには、ぽんぽんたたいてもらうのが
ぐあいのよいしっぽっぽもあるようです。
ぼくのしっぽっぽは、たたかれるのはおいやなようですが。

そのほかにも、しっぽっぽをきゅっとにぎってはなす、
しっぽっぽをしもべのゆびのあいだにはさんでせつぞくぶぶんから
しっぽっぽのおつむにむかってしゅっとするなども
しっぽっぽのおつかれをいやすのにてきしています。

さいごには、てのひらでやさしくつつんで
すーっとなであげる、こうするとしっぽっぽは
うっとりして、ふわふわリズムをきざんで、
おとなしくおやすみになります。

こんなときは、しばらくそっとしておいてあげましょう。
鳥がまどのそとを素早くとんでも、虫がうかんでいようとも
ちょっとねこさんはがまんしてしっぽっぽといっしょに
おねんねするのがいいのです。


しっぽっぽとのつきあいかた 前

2023-01-01 | 日記
しっぽっぽとのおつきあいのしかた

ねこのみなさんごきげんよう。
どうやら人間的にはきょう、
としあけまつりがとりおこなわれるようです。
にんげんたちがしあわせなら、それでよいとおもいます。

さて、だいぶまえにぼくはしっぽっぽのことをかきました。
そのときは、にんげんがしっぽっぽをねこさんのいちぶと
おもっていること、そしてしっぽっぽはねこさんのおきもちを
あらわしているとしんじていることをみなさんにおはなししました。
また、しっぽっぽのふるまいはねこさんの
ひんかくにもかかわるので場合によってはきびしくすることも
ひつようだと、ごせつめいしました。

こんかいはしもべとしっぽっぽのことではなくて
ねこさんとしっぽっぽのことをおはなししたいのです。
つまり、ねこさんのひんかくをまもるため
しっぽっぽとどのようにおつきあいするべきか、
ということです。

しっぽっぽはねこさんにとって、ちょっとのともだち、
いえバディ、というべきでしょうか。

ながきにわたるねこさんのいっしょうをともにすごす
しっぽっぽといかによいかんけいを築くか、
それはたいせつなことです。

だからといって、これをすればよい
というかんたんなおこたえは、れいによってありません。
なぜなら、もうおわかりとおもいますが、
ねこさんはどのねこさんともおなじねこさんはいませんし、
しっぽっぽだって、おなじしっぽっぽはないからです。

なので、ぼくがこれまでどのようにしっぽっぽと
おつきあいしてきたか、ひとつぐたいてきなほうほうを
ごひろういたします。

*。.・🐾゜*・=^∞^=…˚º.・•º•´…・*.。.゜🐾・˚∆´。::º•.゜。


まず、ぼくのしっぽっぽのことをおはなししましょう。

ぼくのしっぽっぽはかぎしっぽっぽとよばれるけいじょうで、
せいかくにはいち折れかぎしっぽっぽです。

おけなみは、ぼくとおそろいのいろあいで、
さきにむけてやや密になっていく、茶色と黒のしましまです。
しっぽっぽのいっとうさきっぽの、さいごのひとしま分が
おれてかぎになっています。

ぼくはこの、おれたひとしまの黒いところが
とてもおきにいりです。
なぜ、と問われるとおこたえにこまりますが、
おてていれをしているときはとてもうっとりしてしまいます。

せいかくは、というと、なんにつけてもうるさいたちです。

ぼくが、しもべをよびつけるときは8割が
じつはしっぽっぽのごきげんをとるためです。

ぼくのしっぽっぽは、けんこうのためうんどうを欠かしません。
ですので、どちらかというとおぎょうぎはわるく
みえてしまいますね。
だいたいゆれているか、ぶんぶんしてるか、ぱたぱたしています。
ぼくがころんとさんのときにももちろんうんどうをします。

そしてぼくは、たいていのばあいころんろさんをしていますので
しっぽっぽはたいていじぶんじしんを
ゆかにこすりつけたり、うちつけることになります。

しっぽっぽは、これがとにかくおいやなようです。
あるていどうちつけつづけると、とんとごきげんがわるくなります。
ごきげんがわるくなると、こんどはあばれだすのですね。
たからかにもちあがってみたり、ぐるんぐるんまわってみたり、
それでよけいつかれて、よりごきげんがわるくなります。

ならばじっとしていればよいのに、とおもいますが
そんなりくつがとおるしっぽっぽではないのがなやみどころでした。

ぼくは、ぼくのひんかくにはうるさいほうのねこさんですから
ぼくなりにころんとさんのタイプをかえてみたり、
おきあがったりしてしっぽっぽがゆかからはなれられるように
くふうをしてみますが、それではどうしようもおさまらないことのほうが多いのです。

そういうばあいは、しかたないのでしもべをよびつけます。
そして、ぼくをだっこっこさせます。

ぼくがだっこっこをされますとしっぽっぽは
ちゅうにうきます。どれだけぶんぶんしても、
ぶつかるとしたらしもべのからだくらいなものになるので
しっぽっぽはあんしんしてうんどうができるようになり
ごきげんがよくなります。

また、ぼくとおなじくしっぽっぽもきれいずきです。
しっぽっぽも、はぐれ毛のことがたいへんおきらいです。
しっぽっぽはごじぶんではおてていれをできませんから
ぼくがかわりにしてあげますが、
ちょっととどきにくいところもあり、
そこがむずがいいことがあるようです。
むずがいいときはやさぐれたしっぽっぽになります。

このようにやさぐれたしっぽっぽは
ねこさんのひんかくをおとしめるきけんがあります。
ねこさんのひんかくは、けだかくぴんとしている
しっぽっぽがあってこそかんせいされるのですから。

はぐれ毛をとりのぞくには、ブラシがよいのですが、
しっぽっぽは、ぼくのようにまいにちブラシをされるのは
ごえんりょしたい、というのです。

どうやらブラシのとげとげが、しっぽっぽには刺激的すぎるようで
とくにぼくのしもべのブラッシングは、かなりのスパルタですから
きもちいをとおりこしていたいらしいのです。

それはぼくにもなんとなくりかいできるだけに
きのどくにおもっていました。
そこでぼくは、しもべにブラッシングのしかたを
それはこんきよくごしどういたしました。

そのかいあってか、さいきんははぐれ毛にむずがることも
すくなくなりました。

さて、まだごひろうしたいことはありますが
すこしながくなりましたので、つづきはじかいにいたしましょう。




しもべの巣へのいざない

2022-12-18 | 日記
ねこのみなさんごきげんよう

なんどもいいますが
ねこさんはほかほかでぬくとくあるべきです。

しもべのしめいのたいはんは
ねこさんをぬくぬくにすること
であるといってもかごんではないのです。

さて、たいそうおさむくなり、
人間が巣をつくるじきとなりました。
きっとみなさんのしもべも、
人間であるからには
せっせと巣をつくっていることでしょう。

みなさんは、しもべの巣におさそいを
うけたときどうしていますか。

おさそいをうけいれ、ごふべんをこうむった
というねこさんもいるようです。
どうしてそのようなことがおきてしまうのでしょうか。
また、そういったごふべんをこうむらずに
しもべの巣をたのしむにはどうしたらよいでしょうか。

こんかいはしもべの巣へおさそいされたときの
ぼくのやりかたをごひろういたします。

゜* ・。: * ¨ .゜。* ¨˜・`∆´・。† .・º 🐾:∞゜。・゛.

ぼくのしもべは、みなさんもごしょうちのとおり
なまけものタイプです。

すきがあるときはもちろんすきがなくても、なまけようとします。

たとえば、しごとにいくというときでも
ぼくのおへやのおそうじをしなければならないというときでも
すまほにうつるたくさんの絵をみつめはじめます。

どうかんがえてもいまはその時ではないのです。
それは、ねこさんであるぼくにでもわかることです。

ですのでぼくは、いつもしもべにそのときではないと
おしえてやらねばなりません。

あなたのしもべが、このようなしもべのばあい
しもべの巣へのおさそいにはおきをつけください。
ごくろうをこうむることがあるかもしれないのです。

しもべの巣のしくみについてすこしほそくします。
いぜんぼくは、人間は寝ている人間になりますと
からだがとけだすの、とこうさつしました。
しもべの巣は、このとけだした人間のからだを
やわらかいふかふかしたものでおおってつくられます。
ですので、しもべがとけだしたからだを片付けてしまうと
しもべの巣は消滅してしまいます。

このようなしくみのしもべの巣は
ねているしもべがせっせとしこむだけあり、
しもべが、ねているようでおきているしもべに
なるころにはたいへんほかほかでぬくぬくで、
ねこさんにとってはあらがいがたいみりょくにあふれた
ものにしあがります。

ぼくの得たちけんからいえることは、
しもべの巣のほかほかは、
どくとくなほかほかであり、
ねこさんのりせいはそのほかほかのまえには
むりょくである、ということです。

どくとく、というのは
たとえばエアコン、ストーブ、ヒーター、あんか
ホットカーペット、こたつ、というような
ねこさんをほかほかにするそうちでは
さいげんできないほかほかで、かつ
おひさまのほかほかともちょっとちがう、
そういうほかほかのことです。

ぼくのしもべも、巣をしこむのはたいへんお得意です。

しもべも、ぼくがこのほかほかによわいことを
しっているようで、このじきは巣にいるしもべをたずねますと、
きまっていりぐちをつくって、どうぞこちらへ、と
ぼくをおまねきします。

あなたのしもべが、きちんとした、
人間としてゆうしゅうなしもべでしたら
どうぞおさそいにのって、しもべの巣をご堪能ください。
しもべの巣どくとくのほかほかは
ねこさんのやわらかなおからだを
いっそうやわらかにし、おひげのどの一本
ーたとえばわすれさられているあごちんのつつましいおひげであってもー
のさきのさきまで、ぬくもりでいっぱいにしますでしょう。

それでねこさんは、こねこさんのころ、おかあにゃんのおなかのうえで
ほかほかになったときのようなしあわせなお気持ちになるでしょう。

ひるがえって、あなたのしもべが、ぼくのしもべのように
ねこさんによるごしどうがなければ
人間としてもゆきとどかないようでしたら
そのおさそいはきっぱりおことわりをしなければなりません。

なぜなら、そういうしもべは、
ねこさんが巣でくつろいでくださるいことがうれしすぎるあまり、
そのほかのことすべてをわすれて
ねこさんといっしょに巣にこもってしまう
ざんねんな頭脳しかないのがそうばです。

「そのほかのことすべて」には、ねこさんのごはんのおしたくや
ねこさんのはばかりのおそうじや、ベッドメイキングなども
ふくまれます。
こんなふうですので、もちろん仕事にいくことも
わすれてしまうばあいがあるのです。

そうなりますと、ねこさんにとってたいせつな、
ねこさんのおへや、はばかり、ベッドなどのせいけつや
ねこさんだけの時間がなくなってしまいます。
どんなねこさんもしもべにみせるためでなく、
ねこさんのためだけに
うっとりとおけなみのおてていれをするじかんを
おじゃまされるのはよしてほしいものでしょう。

しもべがすべてをわすれ、しごとにもいかないとなると
こういうじたいをまねいてしまいます。
これでは、おちおちしもべの巣をたのしんではいられません。

では、そういうしもべをもつねこさんは
しもべの巣がもたらすしあわせなお気持ちを
あじわうことはできないのでしょうか。

いいえ、そんなことはありません。
ぼくのやりかたのとおりにすれば
あんしんしてしもべの巣をたのしむことができるのです。

まずはねているしもべが、
ねているようでおきているしもべに
なったことをさっちしましたら、
しもべの巣のちかくまでゆきましょう。

あと、2、3歩でしもべの巣というところまできたら
立ち止まり、ゆったりとしたちょうしですわります。
しばらくそのままでいれば、ねこさんにきづいた
しもべは巣におさそいするでしょうから
ねこさんはおさそいにのったふりをします。
やはりゆっくししたちょうしでたちあがり
しゃなりとあんよをすすめて巣のいりぐちに
ホールインワンのコースをすすみながらも
そのちょくぜんで華麗にかわしてみたり、
巣の入り口でたちどまっておくびをひくくして中をうかがったり、
巣にはいったしゅんかんにやっぱりお出ましになったり
そんなことをくりかえして、しもべをじらします。

ここでのポイントは、
しもべに、ねこさんはしもべの巣にはいりたいけれども
ちょっとけいかいしていらっしゃるな、とおもわせることです。
そして、もう少でねこさんは巣に
はいってくださりそうだ、と期待させることです。

この期待をもちつづけるかぎり、しもべは
しもべの巣のなかでねこさんをまちつづけます。

そしてもうひとつじゅうようなポイントは、
じかんをみはからって、しもべの巣に
きょうは入りませんとせんげんをすることです。

するとしもべは、しぶしぶながら
おきているしもべになって、しごとにいくしたくをしよう
というきになるものです。

しもべがしたくをはじめたら
つぎにねこさんがすることは、
たくさんのごようじをいいつけることです。

さむくておはながまっしろですよ、
はぐれげがとてもきになりますよ、
ああ、ぼくのおきにいりのベッドがかたむいています、
はばかりのおすなをたいらかにしてください、
ねこさんくさをおめしあがりになります、
ごはんはそちらではなくやっぱりこちらがいいですよ、
なんでこのおみずはつめたいのですか、
だっこっこでおそとがみたいです
でんきストーブのいちはベッドから30センチ、やりなおして
だめ、ぎゃくにとおいもういちどはじめから

とまあ、こんなぐあいです。

こうしますとしもべは、巣を解体するいとまもなく
おたくをとびだしてゆくことになります。


これでねこさんは、
しもべのいたらなさをきにすることなく、またじゃまされることもなく
しもべの巣でおくつろぎになることができる、というわけです。

こつは、しもべが巣をぬけだしてから
おたくをでていくまでを
なるべく短くすることとです。

しもべの巣は、しもべがぬけだしたその時から
ほかほかをうしないはじめます。
ですから、しもべがぬけだしてからねこさんが
おはいりになるまでのじかんはみじかければ
みじかいほどよいのです。

また、ごようじをいいつけるのもわすれないでください。
巣をかいたいされてしまっては、もとも子もありませんから。
ごようじとしたくをするのでせいいっぱい、くらいの
じかんしかあたえないのがよいでしょう。

ただ、ごちゅういいただきたいのは、
このやりかたには、りすくもあるということです。

なにせ、
ねているようでおきているしもべや
あわてるしもべにかなり接近することになるからです。

いぜんももうしあげましたが
こういうしもべとはてきせつなきょりを
たもっておかないといけません。

うっかりちかづきすぎますと、
ねこさんのお顔にしもべのひじがきれいにはいったり
ねこさんのやわらかなおなかにしもべの足がひっかかったり、
あらぬところにとじこめられるなど、
ねこさんがつらいおめめにあうことがあります。

人間としてできのよくないしもべの巣を
たのしみたいねこさんのあんぜんのため、
このことをかきそえておきます。


まぼろしのこねこさんとの思い出

2022-12-04 | 日記
さて、こねこさんのことは今回で
終わりにしようと思います。

ここには、こねこさんとの
ささやかな思い出をのこすこととします。

ぼくがわすれてしまっても
だれかがおぼえていてくれたほうが
しあわせだとおもうからです。

: * ・。.🐾゜。・†x†・;。’´•˙∆˙º・。.:🐾゜*・。.゜*。:゜*。†・゜

こねこさんのおしょくじ
こねこさんはお召し上がりの時
こえがもれちゃうねこさんでした

はことこねこさんとぼく
ぼくはがんらい、はこにはいらないねこさんです。
しかしこねこさんがはいりましたので、
ぼくもはいることにしました






あそぶこねこさん




あそんでねむくなったこねこさん




こねこさんのおけなみのおてていれ
こねこさんはどくとくの
おてていれをじっせんしていました。
おみみがかゆいのと
おかおをあらうのとを
いっぺんにしちゃうスタイルがあるとはおどろきです。