ねここねこの家

トワルバトル 第15話 「謎の研究機関の攻撃」

第15話 「謎の研究機関の攻撃」

 

「ふ…ん、ラン エイマね…、でここの場所は教えてないんだな?」

 

カトラの言葉に頷くアルバ。

 

「まあ、今後も誰にも教えないでくれ」

 

カトラは続けて言う。

 

「あの謎の研究機関に偵察機があったの覚えてるか?」

 

アルバは忘れていないことを話す。

 

「あれは【ロラッカ】って言う無人の機械だ、不思議なことにあの機関に登録がない」

 

アルバが不思議そうにカトラに聞く。

 

「謎の機関だけに名前がないわけ?誰もいないの?」

 

カトラはホワイトボードがだんだん埋まっていく中、ラン エイマのことも書きつつ答える。

 

「元は名前があっただろうが、今は廃墟扱いなんだよ、でも誰かがいる」

 

アルバはカトラの部屋の椅子に座りながら、疑問を投げかけた。

 

「カトジナコーポレーションの商標だが、実体がない、廃墟の扱いになっている」

 

アルバは思ったまま「カトジナコーポレーションねぇ、あれが会社に思えないけど」

 

続けて「無人機のある会社が存在すればおかしな話だよ」と言う。

 

このコロニーならあり得るかもとも思った。

そもそも商標もどこもいい加減なはず。

 

「ローバ研究所だって側から見れば謎だろ?」とアルバが聞く。

 

「まあね」とカトラはホワイトボードのを、メモに書きながら答える。

何でもメモを取るのは元からのスタイルらしい。

 

カトラは「まあ、あのでかいのにショットガンが効果があるかは分からないが…」

 

アルバは「無人機のロラッカには効果があるかもってわけか」と言う。

 

カトラは手を止めて「近付けないと中が分からないからさ、でもちょっとずつはマズイ」

 

ルーカスとジーナが現れた。

ルーカスが聞く。

 

「探知機を預かったことがあるが、何だかおかしいんだ」

 

ジーナも同じのを持っている。

 

アルバが何の探知機か聞くと「銃弾を探知するのさ」とルーカス。

 

カトラになぜ自分はないか聞くと、準備が忘れたと呆れた回答。

ルーカスにも何がおかしいか聞く。

 

「電磁波に弱いのか反応が全くない」と答える。

 

カトラは「こりゃ持っていても意味がないな、アルバを探して電磁波で狂わせている」

 

ジーナに聞いても反応がないと答える。

 

同じ頃にアナロバ社から連絡があった。

カトラが慌てている。

トウジキが行っているからだったが、返答があった。

 

トウジキが連絡で「こっちは問題ない、ちょっとした攻撃があった」

 

アルバが「俺が囮に…」まで言うと、ルーカスが止める。

 

カトラが「こっちの攻撃は一気にする方が良い、戦力の調査が先だ」と答える。

 

ジーナが何事もなかったように「私が調査する」と言い出す。

 

カトラとアルバ、ルーカスが事情を聞く。

 

「手ぶらなら何もなかったように思うはず、近付いてみる」と平然と弓を下ろして答える。

 

「確かにこのままじゃアナロバ社が危険だ」とルーカス。

 

アルバは心配そうに顔を覗き込むと「前にも近くを通ったけど見た目は普通だから」とジーナは答える。

「大丈夫、迷ったふりして行くから」と迷いもなくさっさと行動するジーナ。

 

またすごい音がしたトウジキが「研究所の外だから問題ない」と答える。

 

アルバは攻撃があるとは思っていなかったからか、早くした方が良いと思った。

その頃にはジーナの姿はなかった。


優しく頼もしい主人とねここねこ。猫ちゃんず(しまちゃん♀おおちゃん♂さきちゃん♀)と生活中。

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