きりかぶMANIA

旅の切り株カタログ

象の目を持つ切り株

2011-01-15 11:51:04 | 旅先の切り株
幻の橋『タウシュベツ川橋梁』が見え隠れするダム湖、元は谷間を流れる『音更川』に何本もの支流が絡んで大きな流れになる所でした。
電力供給のため湖になりましたが減水期になると、かつての山肌や浅瀬に大地の記憶が見えてきます。
『切り株』もそのひとつです。
減水により、湖面の厚い氷も徐々に下がっていくと、橋や切り株は、あたかも氷を突き破って生えてくるように見えます。



厚い氷を頭に載せた切り株が、こっちを見ていた。
なんだか覚えのある視線だなぁ。。。
ひときわ大きな切り株の節が、象の目に似ている。
似ているというより象そのものにも思える。



その視線の先には、タウシュベツ橋梁。橋と切り株は、同じ沿線の仲らしい。
この切り株は、おそらく橋と路線が現役だったころ
橋と一緒にこの東大雪の山並みを見て白煙を吐く蒸気機関車の音も聞いていたのだろう。

今は、朽ちかけて痛々しい橋の姿をジッと見ている。
自分も痛々しい姿ながら。。。

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