細い空の下の切り株

同じ種類の店が軒を連ねて成立するのは温泉街ならではですね。
だけど不思議なもので
お店の中や並んでいたものは覚えていても
お店の名前は覚えていない

それでも夜ともなればきらびやかに明かりが灯る温泉街です。
毎日がお祭りの雰囲気。
それでも温泉街は景気低迷も手伝って低迷気味らしい。
だからといって賑やかさを失うと
客足も遠のいてしまいそうで一生懸命頑張っている。
100万円もする木彫りは買えないけど
幸せを呼ぶ木靴のストラップでも買いましょうか。。。

軒を連ねる道に沿って歩いていると
ふと、その狭間に何かを感じた。

グネグネの切り株
もともとは、ここにいたのではなくて
湖畔で寝そべっていたり
川原で水浴びしていたのかもしれない。

手をかけられて勇ましく整った切り株のならぶ表通り。
その狭間、針のように細長い空の下
いつかは時折見える雲のように
のんびり旅をしてみたい…

そう思っているみたいです。