エデンちゃんについて その7 ヤフオク出品ラッシュそして震災

　景気が更に悪くなってきた震災前年に私はそうして本物のエデンを手に入れました。

ヤフオクにも状態の良いエデンがぼちぼち出始めました。しまった～！早まった～！とは決して思いません。それだけ私のエデンはツボに入った子でした。

６０ｃｍ以上のエデンが３０万代で落札されたり、小ぶりのエデンが５０万即決で落札されたり、いいエデンが沢山出てきました。いいエデンには皆さんお金を惜しみません。

私はいい出会いがあって９号ちゃんと蜜月を過ごしていました。お着替えは、させたけど最初から着てるジュモーのドレスがよく似合ってるので、また着たきり状態です。

私はコレクターというには余りにも貧相ですが、部屋にカウチを置いて、そこにドールやぬいぐるみを並べています。緩衝材のつもりで集めたぬいぐるみが今はコレクションアイテムに昇格しています。

そして２０１１年３月１１日を私たちは迎えました。

その日私は会社にいて猛烈な揺れにデスクの下に潜り込んで揺れが治まるのを待っていました。でも、この地震はいつもの地震と違う！なんで終わらないの、この揺れはいつまで続くの？私の人形達は大丈夫だろうか？と考えていました。

その日はＪＲが止ってしまい、帰宅難民となった私と亭主は翌日タクシーを乗り継いで自宅まで帰りました。

帰宅して自室に飛び込んだ私でしたが、箪笥の扉が１枚開いていて、人形達は皆大人しくカウチに座っていました。全員無事でした。

エデンちゃんについて その６ もう店で買うしかないかと

　ヤフオクにこれだけエデンが出てくるということはもしかしてお店にも入ってきてるんじゃないかとふと思った私は、ネットのアンティークドールショップをいろいろ見ることにしました。

そしたら、なんと美人のエデンちゃんが売りに出てるお店を発見！（白雪さわこでは無いけど）

早速そのお店に連絡をとって見ましたら、まだ売れてないとのことで押さえていただいたんです。二桁万円で１００万以下でした。退職金が出た私は、実物を見に東京のそのお店に出かけることにしたんです。

そしたら、お店では開店何周年割引をやってて、予算よりかなり安くそのエデンちゃんを手にいれることが出来ました。

お店には大きなトリステやなんや、銀座のショップしか行ったことの無い私には、新鮮な発見が沢山ありました。

本体が安くなった分でお着替えを買って、ほくほくとエデンちゃんを連れ帰った私でした。

開封して、お顔をしみじみ見つめ「ああ、そうなのよ！この顔なのよ！これでなくちゃエデンじゃないのよ。レプじゃやっぱりダメなんだわ。この顔はレプでは無理なんだわ」と感激しちゃったのでした。それが、あのジュモードレスを着ているブルネットのエデン９号です。

エデンというと、亜麻色の髪のイメージが強いです。でもこのブルネットのエデンちゃんは、髪色の濃さが美人さんかげんを引き立てているようでした。

やっぱり、ましなエデンはお店で買うしか手に入れる方法は無いんだな～と実感しました。

エデンちゃんについて その５ 景気が悪くなってヤフオクにエデンが

　景気が悪くなってきて、良かったのはなんと本物のエデンがぼちぼちヤフオクに出品され始めたことでした。しかし・・・好みのお顔はなかなか出てきませんし、本当にエデンはいろいろなお顔があるもんだと感心しました。

エデンはフライシュマンアンドブローデル（だったかな）というメーカー（多分ドイツ？）が出してた人形ですが、雰囲気はフレンチです。私はドイツの子ではローレライがいいなと思ってたんですが（佐吉さんの本に載ってるような超かわいい子が欲しかった）
やはりそんな極上の子は滅多に出てくるものでもなく・・・

あ、エデンの話ですね。脱線ばかりですが、お赦し下さい（最近結構アクセス上がってるんでちょっと焦ってます。変なこと書いたらごめんなさい）

エデンベベとはいいつつ、もろゴーチェ顔のエデンもいて「一体でエデンとコーチェ２度美味しい」と取るか「ゴーチェの顔なら最初からゴーチェ買う方がいいじゃん」と取るか。

私だったら後者です。ただしゴーチェは小さなレプを持ってるので、これで十分です。

あ、エデンの話ですが、そういうわけで、ヤフオクには「白雪、さわこ」というエデン超一級品なんて出てくるわけもなく、景気が悪くなろうが、こういう美形の人気エデンは相変わらず、どこか私のしらないところでひっそりと愛でられているか、ひっそりと取引されているのか、ヤフオクに出てくるエデンはラインはともかく「でへへ～」としたどっちかというとぶちゃいくな、見ようによっては愛嬌のある子ばかりでした。

しかも「でへへ～」なのに高い！多分出品者さんが買った時はもっと高かったでしょうけど、２０万以上も出してでへへ～な顔を落札する気はありませんし。多分、買った時は「でへへ～でも一応、腐ってもエデンだし」って気持ちで買ったのでしょうに、なんか気の毒になりました。

エデンちゃんについて その4 リプロを手放す

　日本作家のリプロエデンにもフランス製の豪華なリプロエデンにも結局、満足できなかった私は、部屋の広さも考えて、この２体を嫁に出すことにしました。

エデンってもしかして、リプロ作るのって、難しい子なんだなとしみじみ思いました。ブリュのリプロはかなり良い出来の子を作る作家さんでも、エデンは・・・ヤフオクの出品写真でみても「う～ん・・・かわいいんだけど・・・ナンカコレジャナイんだよね・・・」なんですよ。

あ、ちなみにブリュのレプを集めていたのですが、こっちも数を整理することになりました。本物は見たければ銀座に行けば良いし、仕度は貧相ですが、有数の作家物のレプを格安で落札できたので、ウィッグと手持ちのドレスを着せたらもうそれで満足しちゃったので、大幅に人員整理したんです。なので今はブリュのレプはその子一体ですが、それで満足しちゃってます。・・・ってエデンちゃんのこと書いてたんですよね、脱線しました。

そうなんです、結局レプのエデンちゃんに満足できなくてヤフオクで手放すこととなったのですが・・・なんとぉ～～～～景気がすんごく悪くなってきていて（もう絶対民主党には投票しませんから）手に入れた半額からスタートでやっと落札していただけたのでした。

でもまあ、落札していただけただけでも良しとしなければいけませんね。

入札した頃はあんなにライバルがいたのに、あのライバルさんたちはどこに行ってしまったのでしょうか？とにかく、がっくりな金額で落札されていく子たちを梱包するのは実に辛いものがありました。