アシ原でホンドギツネに遇いました。
5,6年前の冬の体験談。
宮城県北の沼に早朝のマガンの群れの飛び立ちを撮影に出かける。
沼に到着するとまだ誰もいない。
日の出前にレンズ、カメラを準備して沼の堤防の上を撮影ポイントまで歩き始める。
双眼鏡で周りを確認すると、遠くの農道を人が歩いてる。
まだ薄暗い早朝から散歩のようだ。
沼には沢山のガンおり騒がしく鳴いている。
再び散歩の人を見るとさっきはいなかった犬がいる。
犬は散歩の人の前になったり後ろになったりとしている。
リードは付けてない。
さらに散歩の人は農道から私のいる堤防に進路を変え私の方に近づいてくる。
犬に吠え付かれては嫌だなと、双眼鏡で犬をよく見ると、どうも変だ。
どう見ても犬ではなくキツネだ。
キツネを飼っているのだろうか。
いよいよ私のそばに彼とキツネが来たので「キツネですよね」と声をかける。
彼は「犬ではないようだ。これはキツネですか」と答えた。
キツネは我々のすぐそばに座っている。
2メートルぐらいだろうか。
じっとこちらを見てる。
更に「おたくが飼っているのですか」と尋ねる。
「いや、散歩の途中から付いてきた。こんなことははじめてだ」という。
キツネを撮影したくてもレンズの最短撮影距離内でできない。
キツネは我々のそばに座っていたが、やがて立ち上がる。
ゆっくりと堤防を降りて枯れたアシの茂みに入るとたちまち見えなくなった。
5,6年前の冬の体験談。
宮城県北の沼に早朝のマガンの群れの飛び立ちを撮影に出かける。
沼に到着するとまだ誰もいない。
日の出前にレンズ、カメラを準備して沼の堤防の上を撮影ポイントまで歩き始める。
双眼鏡で周りを確認すると、遠くの農道を人が歩いてる。
まだ薄暗い早朝から散歩のようだ。
沼には沢山のガンおり騒がしく鳴いている。
再び散歩の人を見るとさっきはいなかった犬がいる。
犬は散歩の人の前になったり後ろになったりとしている。
リードは付けてない。
さらに散歩の人は農道から私のいる堤防に進路を変え私の方に近づいてくる。
犬に吠え付かれては嫌だなと、双眼鏡で犬をよく見ると、どうも変だ。
どう見ても犬ではなくキツネだ。
キツネを飼っているのだろうか。
いよいよ私のそばに彼とキツネが来たので「キツネですよね」と声をかける。
彼は「犬ではないようだ。これはキツネですか」と答えた。
キツネは我々のすぐそばに座っている。
2メートルぐらいだろうか。
じっとこちらを見てる。
更に「おたくが飼っているのですか」と尋ねる。
「いや、散歩の途中から付いてきた。こんなことははじめてだ」という。
キツネを撮影したくてもレンズの最短撮影距離内でできない。
キツネは我々のそばに座っていたが、やがて立ち上がる。
ゆっくりと堤防を降りて枯れたアシの茂みに入るとたちまち見えなくなった。