人気のフィンランドbobi社の宅配ポスト「ボビカーゴ」。
この印象的な赤を起点に、建物のタイルに使われているベージュなどを手掛かりとして、
アプローチの石やパーテーションの配色を決めています。
門柱はジョリパッド仕上げですが、トップについている笠木にオンリーワン社の
「セレ・デナリ」を使用。テラコッタ製です。下地のカーブを決めながら乗せていくため
職人のセンスが問われます。かなりの難関だったようですが、美しいカーブに決まりました。
先にカーブを作って、ただ乗せればいいというわけではないようです。
施主様チョイスの雰囲気のある照明と、お見せできないのが残念ですが、アイアンの美しいサイン。
足元はミニ植栽スペース。忙しい方だと、植え替えを楽しむには、これくらいがちょうどいいかもしれません。
目の前の道路が、学生の通学路のため、視線を遮るため、目隠しパーテーションを設置。
リクシルのデザイナーズパーツを用いて、一枚ずつ貼り付けて作りました。
色幅が豊富なため、全体のバランスをみて色決め。
中はタイルデッキ。300×600の大判タイルを用いました。
足元の小さなプレートには、竣工記念日を彫り込んであります。
美濃クラフト社「メダリオン」。脇の通路の外水栓の下、流しの部分は、
アプローチと同じ素材で造作してあります。
2023年秋~冬 施工