教授の遺した美の極み。雨の日の帰路には車で聴きながら帰る。もちろん、深夜にヘッドホンがベストだと思うけれども、完全に癖になってしまった。
最初はこの繊細な音が必ずかき消されると思い、お試しで流してみたら、、、。
雨粒がフロントガラスを叩く音も、ワイパーの規則的な機械音も、全て音楽の一部に吸収され、映画を観ているような感覚になっていく。主人公が、真相を確かめるために遠方まで車を走らせるシーンが思い浮かび、しまいには文まで頭に浮かんでくる始末。家で試してもこうはならない。
長めの運転には、記憶や感情の洗い流し効果があるとは前から思っていたけど、このアルバムと雨と運転の組合せには、鎮静効果と、浸り効果も加わるようです。私には。
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