…あたしの名前は、RAY。
職業はレイキャシール。
種族はアンドロイド。
インフィニティへの手紙を受け取った。
でも…、
そこに真実のキズナはあるの?
ラグオルからグラールへ一度は戻ったのはいいけれど…
結局、私は一人で…
D因子に浸食された、この空間にいると…
あのラグオルの海底を懐かしくも嫌悪しながらも回想する。
あの、冷えた様な生暖かい様な、湿っぽい潮と錆びた鉄の臭いの充満した、
水浸しの、いつ崩れるか判らない、崩れない保証のない、
人気のないプラントを
彷徨い続けたあたし…
次第に、人工皮膚の躰からは潮の匂いがして。
誰かに付き従うと云うレイキャシールの原点と、
絆などほど遠い孤独の中で…
矛盾を抱えるのに時間は掛からなかった。
あたしが選んだ道は、
選んだ時から茨の道だった…
魂が砕け、ひび割れ、捲りあがり、苦しさに何度も膝をついて
それでも容赦ない現実は、まるで針の筵。
最後にあたしが選んだ道は
闇に墜ちた大剣の持ち主の側にいること…
グラールへは来なければ良かったかもしれない。
グラールへ来たのは、あたしのエゴだ。
あたしの欲…
あなたが呼んでくれたから…
あたしはまた…
あたしの欲、あたしの罪…茨の道。
判っていたのに…ね。
職業はレイキャシール。
種族はアンドロイド。
インフィニティへの手紙を受け取った。
でも…、
そこに真実のキズナはあるの?
ラグオルからグラールへ一度は戻ったのはいいけれど…
結局、私は一人で…
D因子に浸食された、この空間にいると…
あのラグオルの海底を懐かしくも嫌悪しながらも回想する。
あの、冷えた様な生暖かい様な、湿っぽい潮と錆びた鉄の臭いの充満した、
水浸しの、いつ崩れるか判らない、崩れない保証のない、
人気のないプラントを
彷徨い続けたあたし…
次第に、人工皮膚の躰からは潮の匂いがして。
誰かに付き従うと云うレイキャシールの原点と、
絆などほど遠い孤独の中で…
矛盾を抱えるのに時間は掛からなかった。
あたしが選んだ道は、
選んだ時から茨の道だった…
魂が砕け、ひび割れ、捲りあがり、苦しさに何度も膝をついて
それでも容赦ない現実は、まるで針の筵。
最後にあたしが選んだ道は
闇に墜ちた大剣の持ち主の側にいること…
グラールへは来なければ良かったかもしれない。
グラールへ来たのは、あたしのエゴだ。
あたしの欲…
あなたが呼んでくれたから…
あたしはまた…
あたしの欲、あたしの罪…茨の道。
判っていたのに…ね。