あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

なんだかんだ音楽的生活

2023-08-21 | ライブレポ

8月3日から6日の間に

3本のコンサートを見学。

1本は人形舞の二代目寿三郎先生。

圧巻の人形舞いは知られているけれど

実はシャンソン歌手でもあられて

素晴らしく良い声なのだ。

昨年ご一緒した時よりさらに

お声に磨きが掛かっていた。

終えて30分遅れでスタートした

4人共演のコンサートへ。

サロンホールから大ホールまで

徒歩30歩。

オリジナルをギターやサンシンで

弾き語りする4人なので

新屋まりとかぶるジャンルではある。

皆さんステージ運びが素晴らしく

さすがプロだった。

最後に安芸太田のカフェで

南米音楽を。

歌ありだけれどマイク使わず。

素朴な楽器の生音と

セミプロの初々しさが心地良かった。

そして留めにシャンソン歌手、

渡邊千歌さんのバースデーライブへ。

それはもう美しくて、

堂々たる登場の仕方にうっとり。

大きなステージで歌われていて

プロなのだけれど、

それにしてもプロ歌手って

こうよね~と大いに触発された。

ぶっちゃけると他人様のライブへは

めったに行けないし行かない。

色々な角度から色々なことを

体感したり考えたりして

それぞれに楽しかった。

ソングライターとしての視点、

歌手としての視点そして

主催する立場からも見ている自分

なのだった。

自分が歌ったのは8月1日に

主催した「ヒロシマピースコンサート」。

ゲストに原爆資料館元館長

ステーブン リーパーさんを迎えて

早志百合子さんをテーマにした

新曲をご本人の前で初披露

することができた。

「テーマ・ヒロシマ」は色々な意味で

手ごわい。

主催コンサートが終わったら

私はもう何もする気にならない。

なので8月はほぼ予定を入れなかった。

が、地元の夏祭りに出る羽目になった。

ざわざわした戸外の会場で

地味な歌を無名のおばさん歌手が

歌うとどうなるか知れている。

意に反して新聞の折り込みチラシに

新屋まりの名前が載っていた。

誰にも知られずにそっと行って

さっと帰るつもりだったが

母がみつけてた(爆)

屋外のステージはこちらの集中力が

問題。

色々な匂いや声や騒音がマジっている。

こちらを見ている人ばかりではなく

大声でしゃべりたい人とか

つっこみたい気持ちの人とか。

ゼンゼン関心のない人が大多数の中

聞いてもらうなんてナカナカな状況。

で、CD「雨女」を3枚持参したが

ステージに上がる直前に無料配布

すると決めた。

3曲歌ってから「CDいる人!?」と

呼びかけたら知り合いの女性が

まっさきに手を上げて下さった。

だ~れもいなかったらかなり

恥ずかしい場面ですぅ。

で、残り2枚。

目の前の男の子たちが手を上げる。

中学生だと言う。

「演歌だよ?大丈夫?」と聞くが

うなずいて景気よくじゃんけんした。

嬉しそうに受け取ってもらえた。

あれから早や3週間。

お隣さんへ回覧板を持って行くと

「雨女」をもらったと言う。

夏祭りに会場に来ていたとは。

ステージ前で手を挙げたそうだ。

私は気づかなくて失礼したが、

手を挙げたのを男の子たちが見ていて

じゃんけんに参加したんだろう

とのこと。

見ず知らずの子だが声を掛けて来て

CDを渡してくれたと喜ばれた。

腐っていた自分を恥ずかしく思った。

どこかで誰かがちゃんと

聞いてくれているのだった。

昨夜は五日市のオープンマイクに

参加した。

たいてい単独行動だが

オープンマイクに行くように

なってから知り合いが増えた。

皆とても好意的に接してくれる。

日常でそんな場所は自分には

ないかもしれない。

で、サポートしますと「みーたん」が

参加してくれた。

高校の先輩。

同窓生というだけで良くしてもらう

ことは本当に多い。

全く聞いたことがない曲でコード譜面も

ないのに弾ける人。

間奏で「はい、ギターソロ!」と

急に振るが何とかしているので

可笑しかった。

事前に曲を聞いてリハしているはず

と誰も思うだろう。

私の場合、オープンマイクはライブ

とは一線を引いている。

次のライブは9月24日の

「ほっこり演芸会」。

そして12月3日大阪へ。

大阪の友人が企画してくれるのを

大いに楽しみにしている。

やる意義や出る意義があるかとか、

報われないとか、

息切れしたとか、

扱いが低いとか案外高いとか(笑)

有名なのが何やねん、

無名で何やねん・・などなど

活動に関して何やかや思う自分だが

どうにかして活動している。

結果的に歌うのならば

静かにコツコツあるいはコソコと

曲づくりをして何とか発信して

どうにか収支折り合いつけて

気持ちよく、自分らしく

歌ったらどうなのでしょ。

ライブを何本か目撃して

またちょっとやる気を出している。

 

 

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