あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

ボイトレの効果

2022-09-21 | 私が歌手

7月末,アレルギーで喉が不調に。

「ヒロシマレクイエム」を無事に

終えたのだがその後私の目の前で

殺虫剤を噴射する人間に2人遭遇。

たまたまノーマスクが災いして

喉が悪化してしまった。

芳香剤や農薬、野焼きや

マジックインキ、マニキュア

シャンプーの芳香剤など

ありとあらゆるケミカルに

反応し始めた。

8月11日の「レクイエムコンサート」

は何とか乗り切ったが以来、

ずっと不調だ。

薬で咳は取れたが痰が絡む。

喉の内側にノリがくっついている感じ。

コロナ陽性者と同じ症状らしい。

私は陰性だった。

万が一陽性だったとしても

私の周辺の人に陽性が出ない。

アレルギー性は確かだ。

あれから本番が無かったので

ほとんど歌っていなかった。

正直なもので声が出づらくなった。

先日一か月半ぶりに人前で歌った。

他人には分からなくても

声が出ないのを自覚した。

それでも月1回、

数人に行っているボイトレの

レッスンを再開した。

「自分の為のボイトレ」だったかもぉ。

多少は復調したが相変わらず

声が出づらい。

声が細くてキー自体が

下がったと思う。

10月9日(日)90分のソロ・ライブだ。

練習を開始したのだが

声も音程もコントロールしにくい。

このまま本番を迎えるのは

まずいぞと焦る。

困った時の「シャノワール」さん。

三次市まで1時間。

1時間のボイトレを受けた。

さすが先生。

眉間を上げて「ンーナー」と

発声しただけで「いつもと違う」

「声が細い。声量がない。」と

指摘された。

そうなんですぅ。

「ん~~~ん」と先生1分ほど考えて、

柔らかめのボールを渡された。

両膝で押さえてやや前傾姿勢。

裏声に変わる音程をなるべく

高音に持っていくような発声で。

クラシックにはない発声方法

なのだけれどポップスを歌うには

必須のレッスン。

はい、声が出るようになりました。

マジックみたいだ。

先生自身が「スゴイ」と驚くほど(笑)

戻る前と戻った後では

身体の外側に声が逃げる感じから

中心に集まる感じになった。

エネルギーのベクトルが

外側から内側に向かう感覚だ。

帰り道はもうルンルンだ。

私は練習が嫌いなのじゃなく

声が出ないから避けていたんだわ

と知る。

喉は相変わらずひりっとしている。

ライブで本来の声で歌うのが

私のミッション。

週末の冷えたビールは当分お預け。

たかが歌うだけ。

ゴールが見えない「この道」は

どこまでも続く。

 


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