
いくぶん残暑が和らいだ某日、
栗の実がなっているかもしれないと
妹がいう。
そういえばもうそんな時期。
いつぞやの秋、おたくの栗の木に
クマが巣をしているから
栗を採るときは注意を
しなさいとご近所から進言された。
あれから10年くらい放置していたが
ご近所さんに栗を採ってもよいか
と聞かれて存在を思い出した次第。
栗や柿には持ち主がいるのです。
栗の木は家を出て道路を渡り
まっすぐな農道を歩くと川べり。
徒歩200メーターほどかな。
日がな寝てばかりの麻呂を
連れていく。
麻呂を庭に出すと
決まった地点でおしっこをして
すぐにリビングにUターンするので
妹が抱っこした。
抱っこ嫌いな彼なのだが、
この日は歩くのが面倒だったのか
抱っこされるや前足が脱力。
つい先だってラジオで「移動睡眠」の
話をしていた。
赤ちゃんを寝付かせるには
抱っこして8分歩くのが有効で
哺乳類の本能なのだそう。
赤ちゃんに身の危険が迫った時
親が首根っこをかんだり
カンガルーのようにおなかの袋に入れて
逃走=移動する時は赤ちゃんは
じっとしていなくてはいけないから。
麻呂も哺乳類だからね。
栗の木に到着する前に後ろ足も
顔面もすっかり脱力。
そのまま妹からおりる気配なし。
犬を抱えて農道を歩く妹の足元は
青いパンプス(爆)
そしてフレアスカート姿。
題して「マダム」(笑)
栗の実はまだ青かった。
いくつか地面に落ちていた。
足でイガの割れ目を開いて
実をとった。
犬を抱っこしたままパンプスで
栗拾いするマダムと真っ赤な彼岸花。
マッチしている気がする。
今年は数年ぶりに柿があたり年だ。
昨年は一晩でカラスにひとつ残らず
食べられた。
前日までなっていたのに夕方には
丸裸(涙)
我が家の柿はよほどおいしいのか
よその柿がたわわに実っているのに
我が家のを採りに来る。
カラスに先をこされないよう
先週まだ青いのをかなり採った。
見た目よりは甘かったが
芯が熟していなかった。
あれからもカラスは来ていない。
急遽、追加の柿もぎだ。
今年は若干小さいが甘い。
段ボールにいっぱいになった。
首が痛くなった。
欲張ったので先週採った柿が
裏庭で熟しすぎている。
欲張りは禁物。
「腐らせたら捨てる」と
この家の長男がいきまいている。
柿を食べない人にはただの
邪魔物かもしれない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます