論系室だより

-早稲田大学文化構想学部 現代人間論系の教員・助手からのメッセージ-

「マルチスピーシーズ人類学研究会」立ち上げのご案内

2016年05月31日 | 教員から(著書・論文・イベント等紹介)
論系室ブログをご覧の皆様

現代人間論系助手の酒井です。
2016年度が始まって2ヶ月が経過しましたが、大学生活は順調でしょうか?

先日早稲田大学高等研究所の相馬拓也先生から、新たに立ち上げた研究会のご案内をいただきましたので、ブログをご覧の皆様にも紹介したいと思います。

以下概要です。

人類学は、この20年ほどのあいだに、文化表象をめぐる議論から、動植物やモノなどを含む自然と人間が絡まりあって生みだす世界をめぐる学問へと、その研究の方向を大きく転換させてきた。人類学は、いま、人間を超え出たところから人間について語る学問へと大きく生長を遂げつつある。その中心に位置するもののひとつが、異種間の創発的な出会いを取り上げ、人間を超えた領域へと人類学を拡張しようとする「マルチスピーシーズ人類学」である。本研究会では、複数種のあり方を取り上げて、種=横断的な絡まりあいを主題化する人類学の調査研究を発表し、討議する。


また、相馬先生から直接研究会のお話を伺いましたが、この研究会は文化人類学の枠組みを超えてさまざまな分野の研究をつなぎとめられるものを目指している、とのことです。
そのため、「マルチスピーシーズ」をキーワードにゆるい定義付けを行い、自然と人間の絡まり合いから生まれる世界に対して関心を持つ、様々な領域の研究者・学生を積極的に巻き込んでいくことを重要な課題としています。
学部生の参加も歓迎いたしますので、ご興味を持たれた方は6月18日(土)の第1回研究会にぜひご参加いただければと思います。

以下に宣伝用のチラシを掲載いたしますので、併せてご確認下さい。



それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

現代人間論系 助手
酒井貴広
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