にそくにりん

自転車やバイクでのツーリング。ハイキングや登山。そのほかいろいろ。

醍醐桜

2004年04月10日 | ランツァでツーリング
2004/04/10(土)

6時単車にまたがりエンジンを掛ける。まだ朝は寒い。

R313を北房に向ける。あちこちの桜が満開でいい感じ。北房から左に取り醍醐桜の看板に従う。細い道をたどり上り坂になる頃車の数も多くなる。途中から一方通行になりしばらくいくとなるほど山の天辺に大きな満開の桜が見えてくる。

まだ朝も早いのにたくさんの人が訪れている。道が細く駐車もままならないからみんな朝一に来る。私もその一人である。霞んではいるものの天気はよい。カメラの行列はどこに行っても同じでお年を召したカメラマンがしたり顔で三脚を並べている。

巨大な幹の桜に少し小ぶりな真っ白い花がびっしりと咲く姿はさすがに圧巻である。夜のライトアップが観ものであろう。すでに二代目の樹を隣に算段しているところはいいと思う。
1000年の昔後醍醐天皇が植えたという云われだそうなので相当な樹齢である。ソメイヨシノと異なり長生きの出来る桜なのだ。ちなみにソメイヨシノは60年から70年が寿命である。

新庄に向い以前自転車で越えた坂道峠を目指す。よくこんな坂を自転車で越えたものである。新庄に下りてみると桜はまだ咲きはじめで少し早いようである。道の駅に単車を置き凱旋通りを歩く。

気温が高いせいか花がどんどん開いているようである。樹が古いので管理が大変であろうと思う。そうかといってこれから苗木を植えても間に合わない。いつまでこの状態が保てるか。町並みと桜の古木が織り成す雰囲気がなかなかにいい。ここまで来たのでもう少し足を伸ばして大山に行くことにする。

最近よく来るよな、と思いながらいつ来てもいいのが大山である。四季を通じてその姿を楽しませてくれる。今年は雪が多かったせいか、残雪がいつもの年より多いようである。

白く霞む空に雪の残った南壁の稜線がぼやける。芽吹く寸前のぶなの木々が枝をピンと張り出す姿はエネルギッシュで気分がいい。足元にはまだ残雪がびっしりとあるというのに熱気むんむんである。自然の力はすごい。きてよかった。今年も登りたいな。


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