昨日は抱っこ紐で子供を抱えて、大阪駅に新しく出来た商業施設をぐるっと見てきた。
ルクアや伊勢丹、など新しい施設、阪急メンズ館、ヨドバシカメラ、阪神百貨店の食品売り場など一通り回ってきたが、大商圏一等立地の印象は「分散化」である。
つまりオーバーストアを実感した。
そして、そのライフサイクルの中で感じたのは「ターゲッティング」と「超専門化」の進行である。
何らかの要素で『一番』を持たなければ集客は絶対に出来ない時代を痛感した。
しかしそれでいても今までのように『数』を集めるのは難しいと思う。
そんな中、伊勢丹でたまたま見つけた「体験を贈る」というサービスが目に留まった。
“モノ”を集めたギフトカタログは結婚式の引き出物などによく使われるが、“体験”を集めたギフトカタログは僕自身初めて見た。
ヘリクルーズ、料理教室、ヨガ、スパ、ジャズクラブ体験などなど様々である。
実際、父の日や母の日に毎年何を贈ろうかと“モノ”を探すが、ハッキリ行って“モノ”はもう十分である。
しかし“体験”は新鮮なものがまだまだある。
うちの近くのららぽーとにはキッザニアがあるが、これも子供に体験を売っている。
これもよく集客していると思う。
様々な視点を実感した一日でした。
飲食店においても、“誰に対して”、“どんな体験実感”を持ってもらうのかということが大切な時代が来ている。
ハレの日型業態のみならず、日常的業態においても“体験価値”をしっかりと提案することを考えていただければと思います。