【飲食店経営】にすぎのコンサル日記

飲食店経営お役立ちノウハウや繁盛のコツを日々掲載いたします

市場環境の変化によってお店も変わる

2016-02-25 07:54:55 | 繁盛のコツ
昨日は九州の会員企業様へおじゃましてきました。


あるお店の業態転換をこの度行います。


きっかけはナショナルチェーンの大量進出。


その店舗は最盛期月商2500万円売る繁盛店でしたが、その後、同一価格帯のナショナルチェーンがまず3社登場。


わずか9ヶ月間の間に同一価格帯の競合店が3店舗発生し、その時の既存店前年対比は最大瞬間風速で昨対60%程度。


その後、さらに同一価格帯の競合店がこの度2店舗増え、5大ナショナルチェーンが勢ぞろいする超レッドオーシャン商圏に変わってしまいました。


こうなると、少々の差別化や競合対策程度では業績が上がるわけがありません。


よって、この度業態転換される意思決定をされました。


2500万売った繁盛店も“市場環境が変化”すると無くなるということだ。


ある会員企業様の本業は郊外型の本屋であるが、社長様曰く、本の売上は毎年10%ずつ減っていってますとのこと。


それを補うために、雑貨売場を付加していっておられる。


雑貨売上は伸びているという。


そして、近い将来、最終的には本の売場は無くなり、雑貨とカフェの複合業態にしていきたいということで、昨年、カフェのノウハウを社内に蓄積するために、1店舗カフェをオープンされた。


順調な推移をされている。


これから、人口が減少し、若年人口のボリュームが減り、高齢化が進み、ロボット化が進み、時代の変化によって、既存の市場にも変化が生まれ、それによってなくなるお店や無くなる業態は出てくるだろう。


やはり時代の変化を先読みし、未来からの逆算で今何を開発するのか!?を考えることの大切さを上記2つの事例から再確認させられます。


ぜひ、皆様の会社におかれましても、この辺の見極めを勇気を持って行っていただければと思います。

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