当たるビールのディスカウント企画

今年の夏、僕のお付き合い先では、ビールのディスカウント企画を実施するケースが結構多い。


それも、郊外立地で“飲み動機”を取りに行くケースで使っている。


例えば海鮮居酒屋の場合、夏休みの家族客へのメインのターゲット動機は「食事」である。


そこに「寿司という食事カテゴリー」を強化していくのが、マーケティングの柱となる。


しかし、一方で、“幅広い利用動機の取り込み”という視点も重要であるため、『飲み動機』の取り込みを同時並行で進めることも重要だ。


そこで、最もマーケットの大きいビールを集客フックに利用する。


店や競合環境にもよるが「１９９円」を５日間程度、平日限定でやると良く当たる。


早速先週から始まった東北の焼鳥居酒屋では、この１年間の販促活動でもっともヒットする形になったと報告いただいた。


売上前年対比ベースでも７月の累計経過を１３６％まで高めてくれている。


「生ビールのディスカウント」といえば、数年前を思い起こせば、“誰もがやってきた当たる企画”である。


しかし、道路交通法の改正もあるのであろうが、いま、“郊外立地では誰もやらなくなった企画”である。


マーケットニーズが高いのに、誰もやらないということは、“独り占め”できるということである。


だから、お付き合い先では主力カテゴリーの商品祭りプラスアルファとして生ビール祭りを併用している。


ビール会社さんにも協賛をお願いできれば粗利ダメージも軽減できます。


夏休みの集客企画でお悩みの方は、参考にしていただければと思います。