<私のファックス新聞1月号より抜粋です>
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皆さん明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
年明けいきなりユーロが100円を切り、当面の景気は芳しくないのは皆様も想定されていると思います。
そんな中、当社会長の小山も「2015年くらいまでは経済は安定しないから、ローコストオペレーションを大切にしないさい」と言っております。
そんな中、マーケティングではバリュー価格の中にあって価値をキチンと提案する「バリューの中のワース」というキーワードを挙げております。
例えば、ユニクロのヒートテックや風防ジーンズは、低価格の中にもしっかりと機能的価値を作っておりますし、ニトリの低反発回転座椅子もしっかりと機能的価値を付加しております。要するに安いだけでは売れず、しっかりと価値を盛り込むことが重要になっているということです。
私のご支援先で展開しているもつ鍋居酒屋もこのポジショニングでヒットしています。
1号店を作ってまだ2年経ちませんが、今月末には6号店が誕生します。震災などもあり、出店が止まっていた期間があることを考えると、非常に順調に店舗拡大が進んでいます。
おかげさまで全店CFベースでも黒字で、この12月の需要期には店舗段階営業利益で24.7%と高収益で推移しています。
このお店は、いまはやりの均一居酒屋ではありません。
フードメニューの中心プライスは400円前後にアイテムを散りばめています。しかし、デフレ対応として生ビールを199円、ハイボール199円、と一点突破型で目玉訴求をしています。
これが“バリューとワースの融合”になっているのです。
現在急成長している2大チェーンの丸亀製麺さんや鳥貴族さんもバリューとワースの融合事例です。
自家製麺で茹で立てのうどんを低価格で提供したり、全品280円均一の焼鳥居酒屋だけど、生ビールや大ジョッキ、名物商品の串のボリュームが90g/本だったりと、キチンと価値を盛り込んでいるのです。
単純な低価格化だけでは集客も出来ないし、収益も確保できません。
そんな流れが加速するでしょう。
逆に言えば、この相反するキーワードを一体化できた店舗は、急成長するのです。
価格の中にしっかりとどんな価値を盛り込むのか!?是非、皆様のお店に置かれましても一度考えていただければと思います。