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「Jass... At The Ohio Union」 George Lewis

2005-06-06 23:04:27 | 音楽
Jazzの書き間違いでは有りません(念のため)。
1954年3月3日、オハイオ州立大学の講堂での演奏。
Jazzというジャンルに留まらず、是非聴いて頂きたいアルバムです。

私がニューオリンズジャズを初めて聴いたのは中学2年の夏休み、近くの大きな会社での「早稲田大学ニューオリンズジャズクラブ」のコンサート、感動しました。
それまで聴いていたディキシーやスゥイングとは違っていた(今思い出してもあの演奏は本物だった)。

George Lewisは高校生時代、水道橋の「Swing」という喫茶店で聴いて以来、最も好きなニューオーリンズジャズのクラリネット奏者。
賛美歌を聴いて感動したことなどめったに無い私ですが、彼の演奏(ニューオーリンズジャズは賛美歌をよく演奏します)を聴くと救いを求める気持ちになります。
この頃、アーカイブズということがよく言われるようになったが、レコードが在って本当に良かったと思います。
譜面で残そうが評論家の本があろうが、レコードがなかったら半分も伝わらないと思う。
演奏の技術がけっして優れているわけではないが、この精神の気高さは他に類を見ない。