尊敬する先輩のご主人がガンで亡くなりました。
治療もできなくなり2か月前に
「動けなくなるのは後、1,2ヶ月でしょう」っと宣告され
自宅療養が始まったそうです。
ご主人はその言葉をその瞬間に受け入れ
逢いたい人に逢いお礼を言っていたそうです。
亡くなる3週間前まで大好きな碁会所にも通って
亡くなる1週間前には往診医と碁をうち
亡くなる2日前には奥さまに
「あと一日か二日かな・・・大変お世話になりました」っと。
いつも感謝の気持ちを伝えていたご主人・・・・・
奥さまはそれが最後の挨拶だとは思わなかったそう。
私が伺うと「いらっしゃ~い」っといつもニコニコ顔を出してくれてたご主人。
昨日伺ったときもそんな気かしてならなくて・・・・
遺影のお顔はいつものニコニコ・・・・「いらっしゃい」って言ってくれているよう。
痛み止めも使わず、穏やかに眠るように亡くなられたそうです。
「最期まで「ありがとう」を言い続けていた主人だったから
これがピッタリだと思って」・・・っと頂いてきました。
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亡くなる方を沢山看ていると
とても穏やかに亡くなられていく方がいらっしゃいます。
そういう方は決まって・・・・
亡くなるまで沢山の感謝の気持ちを
家族や周りの人に伝えています。
そして周りからも感謝の言葉をかけてもらっています。
これが霊的な痛みと係わってくるのではないかと思うのです。
身体的な大抵の痛みは鎮痛剤が効果的と言われてますが
霊的な痛みは感謝の気持ちで緩和するのでしょう。
「ありがとう」