□■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□
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●「今日の焦点!」
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:
「ベルルスコーニ元イタリア首相に最高裁が有罪判決を下す」です。
⇒その理由は……:
─世界史はそれぞれの国・地域で物事が個別に動いたことの集積であるか
のように思われています。果たして本当にそうなのでしょうか。
─そもそも近現代の金融資本主義というシステムは米欧が創り上げてきた
ものです。したがってそこでの動きが与えるインパクトは絶大です。
─すなわち周辺地域で起きる出来事とは意味合いが全く違うのです。
そのことをまず踏まえる必要があります。
─「世界史は米欧、とりわけ欧州が動かすものである」
この歴然とした事実を踏まえることから全てが始まります。
─無論そのことは「このシステムが未来永劫続く」ことは意味しません。
しかし「これまで」を知り尽くさなければ新たな創造はあり得ないのです。
イタリアで権勢の人・ベルルスコーニに対して遂に鉄槌が下されました。
まだ他にも訴えられている同元首相の「崩落」は目に見えています。
問題は「個人」としての同元首相ではないのです。
その周辺にあって同人を支えてきた勢力がこれからどのように動くのか、です。
しかもこの勢力は現在の政権において一翼を担っています。
「政権離脱」という動きになればイタリアは不安定化します。
つまり「イタリア問題」が欧州、そして世界を揺さぶり始めるのです。
当然、我が国も大きな影響を受けるはずです。
「世界史は米欧によって動かされてきた」
単純な事実ですが、目先のことばかりに追われていると忘れがちです。
しかしだからこそ、遠いローマでの出来事を我が事のように思うことの出来る
者のみが、次の時代を勝ち取ることが出来る・・・そう思えてなりません。
(メールマガジン 2013年8月2日号 より)
http://archive.mag2.com/0000228369/index.html
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