───────────────────────────────────
【2】IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉:「今日の焦点!」
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢の
ツボが分かる~
───────────────────────────────────
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「牛丼店の『脱デフレ』商法が相次いで発表される展開」です。
⇒その理由は……:
─「上げは下げのためであり、下げは上げのためである」
マーケット、そして森羅万象を貫く復元力の原則です。
─すなわち「下げ」ばかりという展開はあり得ないのです。
「下げ」の後の「上げ」を念頭に全体をプランニングすべきです。
─しかし悲しいかな、人間にはなかなかそれが出来ないのです。
調子が良いと必ずそのトレンドが続くと考えてしまいます。
─企業という組織になればなおのことです。
慣性の法則は働きやすく、一つの方向が出ると止まらなくなります。
─大事なことは中庸を保つことです。
そしてそれをデザインすることこそが経営者の役割なのです。
牛丼チェーン各社で「脱デフレ」の新商品が発表されています。
いずれも基本は「値上げ」を旨とするものです。
いわゆる「貧困ビジネス」で稼いできたのがこの業界です。
政府・日銀がインフレへと舵を切った瞬間に苦境に陥りました。
そうであるならばこそ本来ならば備えておくべきだったのです。
「目の前にいる顧客」以外の全く違う層をつかむやり方を、です。
それをしてこなかった経営者の責任は重いのです。
そのしわ寄せが全て、現場で働く若者たちの環境悪化をもたらしています。
リーダーにとって必要なことはいかにして「中庸」を保つかです。
そして個人としてのそれの延長線上に組織としての「中庸」が出てきます。
是非、そのことを忘れないでもらえればと思います。
(メールマガジン 2014年7月31日号 より)
http://archive.mag2.com/0000228369/index.html
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます