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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

牛丼店の「脱デフレ」商法が相次いで発表される展開

2014-08-01 | 経営・人財・起業

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 【2】IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉:「今日の焦点!」
   ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢の
    ツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「牛丼店の『脱デフレ』商法が相次いで発表される展開」です。


⇒その理由は……:

 ─「上げは下げのためであり、下げは上げのためである」
  マーケット、そして森羅万象を貫く復元力の原則です。

 ─すなわち「下げ」ばかりという展開はあり得ないのです。
  「下げ」の後の「上げ」を念頭に全体をプランニングすべきです。

 ─しかし悲しいかな、人間にはなかなかそれが出来ないのです。
  調子が良いと必ずそのトレンドが続くと考えてしまいます。

 ─企業という組織になればなおのことです。
  慣性の法則は働きやすく、一つの方向が出ると止まらなくなります。

 ─大事なことは中庸を保つことです。
  そしてそれをデザインすることこそが経営者の役割なのです。

牛丼チェーン各社で「脱デフレ」の新商品が発表されています。
いずれも基本は「値上げ」を旨とするものです。

いわゆる「貧困ビジネス」で稼いできたのがこの業界です。
政府・日銀がインフレへと舵を切った瞬間に苦境に陥りました。

そうであるならばこそ本来ならば備えておくべきだったのです。
「目の前にいる顧客」以外の全く違う層をつかむやり方を、です。

それをしてこなかった経営者の責任は重いのです。
そのしわ寄せが全て、現場で働く若者たちの環境悪化をもたらしています。

リーダーにとって必要なことはいかにして「中庸」を保つかです。
そして個人としてのそれの延長線上に組織としての「中庸」が出てきます。

是非、そのことを忘れないでもらえればと思います。

 

(メールマガジン 2014年7月31日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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