□■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□
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●「今日の焦点!」
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:
「ジンバブエで通貨が廃止され、米ドルに一本化」です。
⇒その理由は……:
─国家には3つの大きな機能があります。
「外交」「警察」「通貨」です。
─これら3つ以外は“つけたり”とでも言うべきものです。
つまりそれ以外の要素は民間に任せるべき事項なのです。
─逆に言えばこういうことです。
上記の3つの権能は国家として外せない、と。
─それらの内、1つでも無くなったらば国家ではないのです。
そして国家でなくなった「先」で何であり得るのかがカギなのです。
ジンバブエが通貨高権を自ら放棄しました。
すさまじいインフレにより、米ドルとの交換レートが維持出来ないのです。
結果として自国通貨を放棄しました。
そして米ドルが今後は流通していくことになります。
国家としての3つの基本的機能のどれかでも失うということ。
それは「国家」としての自死を意味します。
つまり形はともかく、もはや国家ではないのです。
ゾンビ国家とでもいうべきでしょうか。
その意味でジンバブエは新しい時代の最先端なのです。
「ゾンビ国家の始まり」です。
これがよもや全世界に広がっていくとは誰も考えていません。
ところが「そのこと」が現実になる瞬間が程なく訪れます。
それが・・・「世界史の大転換」の時、なのです。
(メールマガジン 2015年6月15日号 より)
http://archive.mag2.com/0000228369/index.html
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